出産準備もいよいよ大詰め。そんな時に「そういえば、出産時はコンタクトをつけたままでいいの?」と疑問に思う人が多いようです。メガネにするべきか、むしろコンタクトの方が良いのか。近視のプレママにとっては重要な問題です。
この記事ではコンタクトを使用している妊婦さんに向けて、お産と入院に備えて必要な準備をご解説します。
近視のプレママは出産のとき何を準備するべき?
お腹の赤ちゃんが順調に育ち、いよいよ出産が迫ってきた頃。お産に向けて準備する際に、ふと気になるのがママのコンタクトのことです。出産時にコンタクトは使えるのでしょうか?いつも当たり前のように着けているコンタクト。分娩の際には外すべきか。かといって、メガネはしっくりこないのだけど…と、戸惑う近視のママも多いようですよ。
コンタクトをつけたままで出産はできる?
いつ、どこで始まるか分からない陣痛。日中に陣痛が始まれば、コンタクトを着けたままお産に突入する可能性も十分にあります。しかし、注意が必要なのは分娩と入院に際してはコンタクトを外すように指導している病院が多い事です。
筆者が出産した病院でも、入院準備の資料に「コンタクト使用不可」との一言が。その理由は、コンタクトをつけたままで長時間の分娩に突入することで眼のトラブルが起きるのを防ぐためだそうです。
病院ごとに理由はあるかと思いますが分娩中の眼のトラブルを避けるためにも、陣痛が始まった後はコンタクトは外しておくことがおススメ。ただ現実には、急に陣痛が起きスピーディーにお産が進んでコンタクトを外すことはスッカリ忘れていた、という人もいるようですよ。
メガネは必要?外した方がいい?
近視のママがコンタクトを外すとなると、メガネをかけることになりますが…。それこそ分娩の邪魔にならないか?と疑問に思う方もいることでしょう。
ここでお産の進み方をおさらいしておくと、陣痛が始まってから子宮口が開ききるまでを分娩第一期と呼びます。
初産婦の場合、ここで10時間~12時間かかるとされています。この第一期の途中で病院に向かうこととなりますが、場合によっては「陣痛が5分間隔になるまでは自宅待機してください」や、「赤ちゃんがなかなか降りてこないので少し歩いてください」といった指導をされるケースも。つまり、この段階でメガネ無しでは何かと不自由なもの。陣痛が始まってしばらくはメガネをかけた状態で過ごすママが多いかと思います。
そしていざ分娩第二期、破水していよいよ赤ちゃんの誕生が近づくころ、陣痛はピークに。からだ全体に陣痛の衝撃が走り、メガネのズレを直す余裕なんてない!このタイミングでメガネを付き添いの家族に預けるのが自然な流れでしょう。中には「出産中のメガネは邪魔」と感じるママもいるかと思いますが、コンタクトと違ってサッと外すことができる点では安心です。
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陣痛が痛すぎてコンタクトどころではない!
初産であれば10時間以上かかるといわれる出産。コンタクトを着けているときに陣痛が始まっても、その場で外す時間は十分にあります。しかし「病院に着いてから」、あるいは「分娩室に入る直前」など先延ばしにしていると、陣痛が強くなった頃に「コンタクトがズレて困った!」…こんなママもいるようです。少し動くだけでもお腹に激痛が走るころ、外しそびれたコンタクトがズレて痛むようでは大変です。
「陣痛が痛すぎて他のことは気にならなかった」というママもいる一方で、 痛すぎるからこそ普段なら気にならない僅かな事が辛く感じるママもいます。
産まれた赤ちゃんの顔が…見えない!?
いよいよ赤ちゃんの誕生。生まれたての赤ちゃんの産声が聞こえたら、ママに抱っこさせてカンガルーケアを促す病院がほどんどかと思います。生まれた我が子はどんな顔?と覗き込んだら…み、見えない!?
この初対面の瞬間に「そういえば、メガネを外したのだった!」と思い出したというエピソードも。感動の対面のはずが、ガクッとくる瞬間ですね。
記念撮影でちょっと戸惑う事態に
メガネが似合わないからコンタクト派。そんなママも多いですよね。コンタクトが当たり前になってしまうと、メガネ姿で人前に出るのは少し恥ずかしい。
そんなママが戸惑う瞬間は産後の写真撮影です。壮絶な分娩が終わり汗だくだく、メイクもヨレヨレ。と、こんなタイミングで赤ちゃんを抱きホッとしたのも束の間「はい、撮りまーす」とカメラが!産後に記念撮影をして退院時にプレゼントしてくれる病院が多いものです。そしてその撮影タイムは、ママの身支度を待つこともなくサッと撮られサッと終了。
「メガネでなくコンタクトの状態で撮りたかった」あるいは、「すっぴんなのに、メガネをかける暇もなかった!」と、心の中で呟くも時すでに遅し。これから何度でも写真は撮れる、と分かりつつもガッカリですね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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