小学生が学期ごとにもらえる通知表。学校によって違いはありますが、3段階もしくは5段階で成績の評価が表されています。先生からの評価とあって、親も子も毎回ドキドキしながら内容を確認してしまいますよね。
学期末にもらった通知表が、予想以上に評価が悪いとき、ついつい叱ってしまうお母さんもいるのではないでしょうか。通知表が悪いとき、親は子どもにどのようなフォローをしてあげられるでしょうか?
通知表が悪くても子どもを責めたり怒ったりしない
通知表は担任の先生が学校の様子を親に伝えてくれる機会とも言えます。それなのに、成績が悪かったからといって頭ごなしに叱りつけてしまうと、子どもが学校に行くのが楽しくなくなってしまうかもしれません。ショックな気持ちは一先ず隠して、子どもと会話をしてみましょう。
学校生活について話し合えるチャンス!
先生からの評価が思っていたより悪いということは、当然原因があるはずです。親には見当もつかないことでも、子どもには身に覚えがあるかもしれません。実は授業中全然手を挙げてなかった、提出物が出せてなかったなど、学校の中で行われていることは親には見えづらいものです。
「そういえば返却されたテストを見せてもらっていなかった」や「宿題をきちんとしているかチェックしていなかった」など、親としても見落としていた部分を気づけると良いですね。
行動の記録や先生からの一言もチェック
通知表を確認する際、ついつい教科ごとの評価ばかりを気にしがちですが、行動の記録なども必ずチェックしましょう。行動の記録では、あいさつや身だしなみなどの基本的な生活習慣や、自ら進んで行動出来ているかの自主・自立、さらには責任感や思いやり・協力など、子どもが学校でどのような行いをしているのかが記されています。
さらに、所見欄には先生が一人ひとりの生徒に対して記入してくれているので、さらに詳しく学校での様子がわかります。成績が悪くても、良いことが書かれている項目を見つけてお話できると、子どももうれしい気持ちになります。
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通知表のことは先生に尋ねるのが一番
学期末には先生のお話を直接聞くことができる個人面談もあります。個人面談では、先生と何を話せば良いのか分からず、先生のお話を聞いて終わってしまうという保護者の方も多いかと思います。しかし、個人面談は通知表の成績改善のヒントがもらえる絶好の機会です。
小学校の個人面談を賢く利用する
子どもは一日の多くの時間を学校で過ごします。その学校生活の様子を一番みてくれているのが、担任の先生です。気になることはどんどん先生に尋ねてみましょう。
個人面談ではその場で通知表を見せてくれる学校もあります。親が思っていたより成績が悪かった場合も、なぜその評価だったのかを包み隠さず教えてくださるかもしれません。
さらに、改善する方法や親が出来る取り組みを指導してくれる先生もいらっしゃいますので、それをヒントに次の学期での対策を立てることができます。
成績アップのヒントも教えてもらえるかも
親も気づかない子どもの弱点が通知表には隠れています。
例えば、算数のテストの点数がとれずに通知表の評価が厳しいものだった場合、本当にその教科の学習内容を理解していないだけなのでしょうか?先生に聞いてみると、理解はしているけど計算ミスや単位の書き忘れ、いわゆるケアレスミスが多いだけで、丁寧な答案をするだけで成績アップができると教えてもらえるかもしれません。
内容を理解していないのと、ケアレスミスが多い場合では、家庭での取り組み方も変わっていきますよね。ぜひ、先生に子どもの弱点を聞き出しておきましょう。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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