子どもができると、自然とママ友と関係を持つようになることも多いもの。ママ友は交友関係を広げたり、日々の悩みを相談できたりとさまざまなプラスの面があります。しかし、良い人ばかりではなく、中には苦手なママ友と出会うこともあります。子どもが関わることなので、関係を切るわけにもいきませんし、どう接したら良いか悩ましいところです。今回は、苦手なママ友と上手に距離を置く方法をまとめました。
苦手なママ友 よくある特徴とは?
苦手なママ友といっても、具体的に苦手な部分はママ友によって違います。「Aちゃんのママはここが苦手だけれど、Bくんのママはここが苦手」と苦手な理由は全て同じではないはずです。そこでまずは苦手なママ友の、よくある特徴についてまとめていきましょう。きっと、つい「あるある!」と思ってしまうかもしれません。
プライベートなことを詮索してくる
苦手なママ友によくある特徴の一つが、人のプライベートに踏み込んでくることです。「旦那さんは何の仕事をしてるの?」「出身はどこ?」「姑との関係はうまくいってるの?」とさまざまなことを聞いてきます。簡単な質問なら答えますが、あまりプライベートすぎることは聞かれたくないことだってありますし、そもそも質問されるのも疲れてしまいます。しかし、子どもと保育園が同じなど関わりがあるので、無視したりすることもできず疲れる一方になってしまうのです。
旦那や子育ての愚痴ばかり言っている
愚痴ばかり言っているママ友も、苦手な人になりやすいです。「旦那が家事も子育ても全然してくれなくて」「姑の態度がひどい」「子どもが全然言うことを聞かなくて苦労している」など、愚痴の内容はさまざまです。同じ子育てをする立場として、悩みを聞いて少しでも楽になってもらいたいという気持ちはありますが、いつも愚痴を永遠と聞かされてばかりではうんざりします。そもそも、マイナスな話題を聞くとこちらも気がめいるというデメリットもありますよね。
自分の子どもの世話を押し付けてくる
仲の良いママ友同士であれば、ちょっと出掛けたいから子どもを預かっていてほしいといった頼みごとをすることもあります。子どもも友達と遊べるし、力になれるなら預かってあげようという気になることでしょう。しかし、あまりにも頼まれることが多いと嫌になってしまいます。こちらも頻繁に預けるならよいのですが、そうでなければ都合よく使われているのかな?と感じ、決して良い気分にはなりません。
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苦手なママ友を避けるのが難しい理由とは?
普通の友達であれば、嫌なことをされたり面倒だなと感じれば連絡を絶ったり避けたりして対処することができますが、ママ友はそうはいきません。こうした面がママ友との関係に悩む人が多い原因となっています。そこで、苦手なママ友を避けるのが難しい理由をまとめてみました。
保育園が一緒で関わらざるを得ないから
ママ友と自由に距離を置けない大きな理由といえば、保育園や幼稚園が一緒で関わりを断つことが難しいからではないでしょうか。保育園や幼稚園が一緒だと行事や参観日で会う機会があるので、連絡を無視したり話しかけられても素っ気なく対応したりすると、後で気まずくなってしまいます。そのため、苦手なママ友だと思っていても、嫌な気分になりながら接することになり、ストレスが溜まる原因になってしまうのです。
うわさが他のママ友に流れるかもしれないから
苦手なママ友と変に距離を置いてしまうと、他のママ友に変なうわさを流されてしまう可能性があります。「あの人に話しかけたのに無視された」「子育ての相談に乗ってほしかったのに断られた」などとあることないことを言われてしまう可能性も。ママ友はおしゃべり好きな人も多いので、こうした悪いうわさはすぐに広まってしまいがちです。多くのママ友に、「あのママってひどい人なんだ」と思われてしまうと居心地が悪くなってしまいます。
子どもに影響が出てしまうかもしれないから
ママ友との関係が壊れてしまうと、怖いのが子どもへの影響です。苦手なママ友と距離を置いて恨みを持たれたとき、自分だけに矛先が向けば良いのですが、ママ友によっては子どもにも向いてしまうことがあります。自分の子どもだけひどい扱いをしたり、子どもに「〇〇ちゃんと遊んだらいけないよ」と吹き込んだりと、子どもに危害を加えることにもなりかねません。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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