幼児食とは、1歳半から6歳ころまでの食事のことです。この幼児食について専門知識を持ち、アドバイザーとして活動する「幼児食インストラクター」がいます。専門の講座で学び、資格認定試験に合格したインストラクターです。あまり聞き慣れませんが一体どんな資格なのでしょうか。今回は仕事の内容や、資格取得の方法についてご紹介します。
幼児食インストラクターとは
幼児食インストラクターとは、離乳食を終えた幼児が食べる食事について、専門知識を持ってアドバイスできる人材のことです。離乳食に関しては、食のプロや保育のプロ、専門書や国のガイドラインなどで多くの情報が手に入りますが、幼児食についてはまだまだ手薄な状態。幼児食インストラクターは、こうした状況で幼児の食をサポートする存在です。
1歳半~6歳ころまでの幼児食のプロ
幼児食は、一般的に離乳食を終えた1歳半から6歳ごろまでの子どもの食事をさします。大人が食べるものに近い固形物を食べられるようになったけれど、もう少し配慮や補助が必要な子どもの食事です。子どもはあごが未発達なので、あまり固いものは食べられません。しかし、柔らかいものばかりでは成長を阻害します。子どもにとってちょうどいい固さは?味は?こうした疑問に、専門知識を持って対処できるのが幼児食のプロである「幼児食インストラクター」です。
幼児食に関する悩みや相談にのるアドバイザー
幼児食インストラクターは、多くの親が直面する幼児食の悩みや相談にのるアドバイザー。子どもの発達は個人差が大きく、特に年齢の幅が大きな幼児食に関しては、年齢で区切った一般的なアドバイスが役に立たないこともしばしばです。それぞれの子どもの発達や保育の状況にあった食事を提案する必要があります。また、実際に子どもを育てている保護者だけではなく、保育所など幼児食を出す施設、親子連れをターゲットにした飲食店など、子どもの食にかかわる場面で必要とされます。
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幼児食インストラクターに向いている人
幼児食インストラクターに向いている人は、どのような人でしょうか。インストラクターという性質上、人の話を聞くのが好きで、対話のコミュニケーションを楽しめる人がよいでしょう。自分の趣味や経験を生かしたい!という人にも向いています。
実際に子どもを持っている主婦におすすめ
実際に子どもを持っている主婦には、おすすめの資格です。現在、幼児食に奮闘中なら、知識がそのまま育児に役立ちます。また、子どもが少し大きくなっているのなら、幼児食に取り組んでいるパパやママの気持ちがよくわかるはず。経験を生かしてベストなアドバイスができるでしょう。知識を得て、経験と照らし合わせると、これまでなんとなく作っていた幼児食について理解が深まります。
レシピ作成が得意!お料理好きさんに最適
幼児食は、離乳食から大人の食事への橋渡しをするための食事です。離乳食よりは固く、大人食よりは柔らかく、味付けも徐々に変化させるなど、工夫のしがいがありますね。お料理が好きで、レシピ作成が得意な人にとっては、腕の見せ所です。幼児食インストラクターの資格を取ることで、よりおいしく、安全で、信頼性の高いレシピを作ることができるでしょう。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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