スポーツをして心と体を鍛えるのは子どもの成長に大きく役立ちます。しかし親の心構えや行動によっては子どもの成長を妨げてしまうかもしれません。この記事では子どもがスポーツで学べることに加え親が子どもにスポーツを習わせる際に気をつけておきたいこと、絶対にやってはいけない行動について詳しく紹介します。子どもにスポーツを習わせている、将来的にはスポーツをさせたいと考えている方はぜひ参考にしてください。
子どもがスポーツで学べること
子どもにスポーツを習わせる際は体を動かして丈夫な子どもになってほしいなどさまざまな願いがあるでしょう。まず子どもがスポーツを習うことで身につけられる力について紹介します。
記憶力や体力、体を動かす能力
どんなスポーツでもルールがあります。まずスポーツに適した体の動かし方を覚え体力が鍛えられてきます。また、それらを覚えようとするため、記憶する力が刺激されます。またスポーツをしていると以前もこのような場面があったと気がつくことが多いです。相手チームの人が向こうからやってきた場合にどうやってかわすのかといった練習を繰り返し積み重ねていると、経験に応じて体がスムーズに動くようになります。
自分なりにベストを尽くす努力
スポーツは体が大きい子どもや走るのが速い子どもなど元々運動能力に優れている人が活躍しやすいため、子どもによっては他人と自分を比べて劣等感を覚える場合もあるでしょう。しかし情熱を持って練習を積み重ねる勤勉さやスポーツを行う中で鍛えられた注意力や集中力といった特性は、その後の人生で大いに役立ちます。辛い状況になっても投げ出さず困難な状況を楽しんでしまうような力はスポーツを通して身についていきます。
チームワーク・コミュニケーション
チーム競技であっても個人競技であっても同じスポーツをやっている仲間がいればコミュニケーションが欠かせません。チームメイトであれば相手チームに勝つためにどうすれば良いか、という共通の目標の中でどのように進めていくか相談します。時には意見を対立させてぶつかることもありますが、そのような経験を通して問題を解決するための力や相手を思いやる力、チームを引っ張っていく力などが身につきます。また同じチームでなくてもお互いの努力を認めて、良い意味でのライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)していくのです。
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子どもにスポーツを習わせる際の心構え
スポーツには心身を鍛え子どもの将来に役立つさまざまな能力が身につきます。ここでは子どもにスポーツを習わせる際に親に求められる心構えについて紹介します。
自主性や楽しむ姿勢を尊重する
子どもがスポーツを習っていると、つい勝ってほしい、活躍してほしいという期待を持ってしまいます。もちろんそのような目に見える成長が見られれば、親として大変うれしい気持ちになるでしょう。しかしスポーツは単に競技で良い成績を収めることだけではなく将来に役立つ体や心の能力が高められていくものです。そのため子どものプレイ一つひとつに一喜一憂しすぎず、子どもがスポーツを自ら楽しんで行っている気持ちを支えてあげられるようにしましょう。
応援や手伝いなど負担が重い習い事を選ばない
家庭によって習い事に対してどの程度の時間を割けるかが異なります。競技によっては、週末に試合があり遠征したり練習の手伝いをしたりする場合があるかもしれません。車の運転をしないため遠方の競技場に自分で送っていくことができない、仕事が休みづらかったり他の兄弟の世話があったりして、毎回の練習に付き添うことができない、といった問題があると、スポーツをする子どもを支えることが難しくなってしまいます。また、試合の度に差し入れが必要、など月謝以外に負担があることも考えられます。そのため、あらかじめ実現性や時間的、金銭的な面などを考え、子どものやりたいことをどの程度バックアップできるかを予想しておくことが大切です。
楽しい家庭を作れるように努める
子どもが自主的にスポーツを楽しめるようにするためには、家庭が温かな雰囲気も重要です。夫婦関係がギスギスしていたり、ママがストレスをたくさんためていたりすると、子どもはそれを敏感に感じてスポーツに集中しきれません。子どもがスポーツでこんなふうに頑張っているよと、日常会話で何気なく話ができる雰囲気づくりに努めましょう。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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