【家事のしすぎ】手を抜く&工夫できること三つの方法

家事のしすぎ
家事を頑張りすぎていませんか?日本人女性、中でも子持ちのママたちは家事に対して責任感が高すぎるという説があります。自分は完璧主義ではないと思っている人でも、知らず知らずのうちに「きちんとした家」や「手作りの食卓」を意識しているかもしれません。今回は「家事をしすぎ」といわれる女性たちの実情と、気楽に取り組むための方法を三つご紹介します!

家事をしすぎてない?日本のママは頑張りすぎ!

洗濯するママ
家事をしすぎ…そう聞いて「当てはまるかも」と思いましたか?それとも「自分のことじゃない」と感じましたか?家事ブログやママ向けの雑誌では“きちんとした・丁寧な”暮らしの大合戦が繰り広げられています。片付いた部屋、手作りのぬくもりあふれる食卓。それらをいかに“頑張りすぎず・自然に”実践するかが大きなトレンドになっています。
かくいう筆者も家事本を読みあさっては四苦八苦していた時期があります!すてきな暮らしぶりに憧れるし、家事がはかどれば気持ちがいいものです。しかし、そもそも求めている水準が高すぎやしないか? という疑問の声もあります。ここで日本人女性と家事に関するデータを見てみましょう。

日本人女性の家事時間は1日7時間超え

内閣府の取りまとめによると、日本の女性が家事育児に費やす時間は1日当たり7・34時間との結果。一方夫はというと、1・23時間。妻の方が家事育児に費やす時間は圧倒的に長いのです。
世界の育児時間
そしてここにはアメリカ、ヨーロッパの結果も掲載されています。全7カ国中、日本人女性の家事育児時間は群を抜いて長く、2位ドイツとの差が1・23時間もあります。そして日本人男性はというと、ダントツで最下位です(ワースト2位のフランスとの差、1・07時間)。
よそはよそ、うちはうち…とはいわれますが、これだけ差があると驚いてしまいますね。とにもかくにも日本のママたちは、家事育児を頑張りすぎではないでしょうか?

「家事シェア」できている家庭は少数派

共働き世帯が増える時代。産後の妻も働くとなると、夫婦でいかに家事育児を分担するかが大きな課題です。
2018年に博報堂が発表した調査によると「夫も(妻と)家事を分担する方が良い」という設問に対して、81・7%の夫、85・1%の妻が賛成という結果が出ています。つまり8割以上の男女が家事の分担化をよしとしているのです。しかし実際に家事を「平等に」分担できている、という回答は男性で9・8%、女性で7・3%にとどまりました。そして7割近くの男女が昔ながらの役割分担「妻は家庭内、夫は家庭外」というスタイルを貫いているそうです。
家事育児は大変だから「そうだ夫を頼らねば!」と思いきや…ここでも理想と現実の差がありますね。

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家事のしすぎをストップ!手を抜けること二つ

夫の家事
家事をしすぎといわれたところで、現実問題としてやることが山積み。それが主婦の実情ではないでしょうか。家事のしすぎでつぶれてしまう前に…まずは手を抜くことが肝心です!「そんなに頑張りすぎているつもりはない」という人も、次のポイントを点検してみましょう。

家事の「やるべき」から抜け出そう!

家事の中でも「毎日やるべきこと」と「自分でやるべきこと」の基準は人それぞれです。例えば掃除の中でもリビングだけは毎日きれいにしておきたいという人もいれば、目立った汚れがなければOKと考える人もいます。正解はないはずなのに、いつの間にか家事の基準が高くなっているかもしれません。他人の基準ではなく自分でこれと決めた基準を持つことが大切です。
ちなみに筆者は、家事の仕分けをする際に「自分が高熱を出しているときでも、本当にそれをやりたいか」を基準にしています。例えば洗濯は基本的に週末にまとめてでもOK。ただし、子どもがぬらした洋服だけは翌日中にはやっておきたい、と判断します。(もちろん、衛生面でいえば当日中に“やるべき”なのはいうまでもありません。)
あなたが家事の中で最低限これだけは死守したい、というものはどれでしょうか?そのほかのものは「サブ家事」に位置付けてもいいかもしれません。

家事の担い手を増員!家電でも外部でも

家事の負担を軽くしたいなら、自分でやるべき最低限の家事以外は、誰かに任せてしまうのが賢明です。任せる相手の第一候補はパートナーである夫です。しかし夫婦の家事分担を軌道に乗せるには時間が必要ですよね。
夫との家事シェアは根気よく取り組むとして、短期的には家電を活用するのも手です。お掃除ロボット、食洗器、ドラム式洗濯乾燥機など。高価な買い物だから気が引けるという人もいるかもしれませんが、物言わず淡々と家事を助けてくれる強い味方です。機械ではなく人の手がいいなら家事代行サービスもあります。
どのツール・サービスも相性があり、しっくりこないものもあるでしょう。使ってみて「イマイチだった!」という人もいるかもしれません。大切なのは「自分で全部やらなきゃ」という思い込みから自由になることではないでしょうか。

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