今、便秘の悩みを抱えている小学生が増えていることを知っていますか。便秘といえば大人のものであると思われがちですが、子どもたちを取り巻く環境が昔と変化したことで、食生活や生活習慣が変わり、小学生の子どもたちにも便秘の悩みが広がっています。小学生の便秘について、その原因や改善方法について解説していきましょう。
小学生が便秘になる原因とは
子どもといえば快便で、便秘とは無縁であるイメージですが、実は現代の子どもたちは少々事情が違います。小学生に便秘の悩みを抱える子どもたちが増えているのは、一体どのようなことが原因なのでしょうか。現代ならではのさまざまな原因をピックアップしてご紹介します。
繊維質や水分不足
便秘の最大の原因は、繊維質と水分が不足していることにあります。繊維質は、主に野菜や海藻などに多く含まれますが、簡単に食べられるファストフードや丼、肉中心の食生活では繊維量が少なく、一日の摂取目標量が満たせません。また、水分をしっかりとっていないということも原因です。
例えば、夏場は、汗をかくので自然と水分をとりますが、冬場は汗をかきにくく、体が冷えていることもありがぶがぶと水分をとることはしませんよね。水分不足だと便が腸内で硬くなってしまい、スムーズに排出できません。繊維質や水分不足の状態が続くと、便が腸内でたまって便秘になってしまいます。
人の目が気になるから
ある調査によると、小学生の約半数が「学校でうんちをしない」と回答しています。学校で便意をもよおしても「からかわれるから」とか「トイレのあと臭くて恥ずかしいから」など周りの目を気にしてしまうのです。こうして我慢を続けることでどんどん腸内に便がたまって便秘になり、これが癖になると慢性的な症状になってしまいます。
夜更かしをするから
スーパーやコンビニエンスストアなど、最近では夜遅くまで営業しています。両親共働きだったりすると両親が帰ってから買い物に行き、帰宅が21時や22時になることもあるでしょう。また、テレビの娯楽番組視聴やスマートフォン、家庭用ゲーム機器などをしながら、いつまでも起きていることで、いつの間にか時計の針が12時を回っているということも。私たちの生活が豊かで便利になり、いつまでも部屋が明るくにぎやかなことや、娯楽の種類が増えたことで夜更かしをする子どもが増えているのです。最近では子どもの睡眠不足が社会問題化しているともいわれ、便秘を引き起こすだけでなく、発達や発育に良くない影響を及ぼすといわれています。
習い事で生活リズムが狂いがち
最近では、小学校の頃から塾に通い、8時や9時まで塾で勉強をしているという子どもがたくさんいます。また、例えばスイミングやテニスなどのスポーツ教室は、高学年になるほど遅い時間にスケジュールが組まれており、帰ってきてからお風呂や食事をすると寝る間が夜中になってしまうケースも。都市部では、週3~4回習い事に行っていると答える子どもがざらにおり、毎日の忙しさから食事時間が不規則になったり、睡眠時間が不足したりすることも便秘の原因の一つです。
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30台後半、中学生と小学生の子育て中です。
平日はライター業、週末はウェディングMCとして、実質週7フル稼働中。
「言葉よりも姿勢を見せる」をモットーに、母親の一生懸命さから何かを学んでくれればなぁと期待していますが、なかなかうまくいかないものですね。そんな時は、コストコ、イケアでのショッピングと、たまのエステでストレス発散! しています。笑
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