スマートフォンや携帯電話が普及したといっても、各家庭にはまだ固定電話があるケースが大半です。手軽に話すことのできるスマートフォンや携帯とは違い、固定電話には、学校や親の仕事先、お世話になっている人などがかけてくるので、きちんとした対応が必要です。でも、子どもにいつから取らせるべきか悩んでしまいますよね。ここでは、家の電話を取らせるための目安や子どもに教えておきたいマナーなどについてご紹介していきましょう。
何歳から電話を取らせる?
電話を取らせる時期に何歳からという明確な基準はありません。しかし、だからと言って、あまりに幼いうちに電話を取らせることは相手に対して失礼です。子どもに電話を取らせるためには、大人が事前にしっかりと準備をしましょう。そこで、子どもに何歳から電話を取らせたらいいのかについて、一般的な基準をご紹介していきます。
相手ときちんと会話ができるようになってから
子どもに電話を取らせるための基準は、相手のいっていることを理解し、丁寧な言葉で正しく返答するなど、相手としっかりコミュニケーションが取れるようになってからです。親がその場にいても忙しくて出られないときや不在のとき、相手の名前や用件を聞いたときにメモをすることもあるので、電話をしながら文字を書くことができることも必要です。電話口の相手との会話にしっかり応えることができるかどうかや、話しながらメモを取るなど、最低限の対応がスムーズに対応できるようになってからということが目安です。
子どもの対応が未熟であれば相手に失礼
テレビ番組『はじめてのおつかい』のように、なんでも幼いうちからさまざまなことにチャレンジさせたいという親心はわかります。しかし、あまりに小さいうちに電話を取らせると、電話をかけてきた人に対して失礼なことになりかねません。子どもの言葉が不明瞭だったり、理解力不足だったりして相手がいいたいことをキャッチできなければ、また電話をかけなおしてもらう必要があるなど、相手に余計な時間をかけさせてしまいます。「電話を取らせてみたい」という親のエゴで、子どものコミュニケーション能力が未熟なときからチャレンジさせるのは、相手を不快にさせることがあるということを覚えておきましょう。
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電話を取らせる前に準備したいこと
顔の見えない電話口では失礼な言葉遣いや振る舞いであれば相手を怒らせてしまいかねません。いくら「子どもが小さいから」といっても電話を取らせた大人の責任であり、それは言い訳にしかならないのです。ですから、子どもに電話を取らせてみようと思うのであれば、大人が率先してマナーを教えてあげることが必要です。ここからは電話を取らせる前に準備したいポイントについて解説していきます。
言葉遣いやあいさつなどのマナー
対人関係のマナーの基本は、丁寧語とあいさつです。家族と話をするときのようなタメ口ではなく、大人と会話をする時には「~です」「~ます」など丁寧語を使い、きちんと話すということと教えておきましょう。また、電話口に出たときに、知っている人であればあいさつをするということも大切です。「おはようございます」「こんにちは」など簡単なものでいいので、日頃から親が進んで声かけをするように心がけるなど、あいさつを習慣づけるとスムーズに覚えてくれますよ。
ナンバーディスプレイにする
固定電話のナンバーディスプレイは、ほとんどが有料のオプションです。スマートフォンや携帯電話では無料でナンバーディスプレイ機能が使えることに加え、自宅の固定電話の役割が薄れていることで、わざわざ契約する人は少なくなっているといわれています。しかし、子どもに電話を取らせようと思うのであれば、相手の電話番号が電話機に表示されるナンバーディスプレイは必須です。電話機に登録している番号であれば、かかってきたときに名前と共に表示されるので、親が最初に確認してから電話を取らせることができることで、安心して電話番を任せることができます。
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30台後半、中学生と小学生の子育て中です。
平日はライター業、週末はウェディングMCとして、実質週7フル稼働中。
「言葉よりも姿勢を見せる」をモットーに、母親の一生懸命さから何かを学んでくれればなぁと期待していますが、なかなかうまくいかないものですね。そんな時は、コストコ、イケアでのショッピングと、たまのエステでストレス発散! しています。笑
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