視力が悪くなると、メガネをかけたり、コンタクトレンズを付けたりします。子どもの場合も視力が低下すれば、メガネやコンタクトレンズを付けることを考える必要があります。子どもにとって、メガネは重くて邪魔になるもの。ふと「子どもでもコンタクトレンズが使えるのかな?」と考えませんか。しかし、コンタクトレンズは目に直接装着するものなので不安ですね。そこで、今回は子どものコンタクトレンズ使用について考えていきましょう。
子どもが近視になる原因には何がある?
親にとっては、そもそも子どもの視力を低下させないことも重要です。そこで子どものコンタクトレンズ使用について確認する前に、子どもがなぜ近視になるのか、その原因にはどのようなものがあるのかを確認していきましょう。
子どもの視力が悪いことにいつ気づくの?
では、子どもの視力が悪いことに、親はいつ気づくのでしょうか。気づかなければ、子どもにメガネやコンタクトレンズを付けるという話は出てきません。
小さな子どもの場合は、そもそも視力の発達途中にあることから、斜視や目の発達異常などがない限りは、視力が悪いということに気づくことは通常ありません。多くの場合、子どもの視力が悪いことに気づくのは、学校の視力検診です。学校の視力検診では、左右の目それぞれでA:1.0以上、B:0.9~0.7、C:0.6~0.3、D:0.3未満という判定を行い、視力が悪いと眼科での検診を促されます。学校の検診で、初めて子どもの視力低下に気づいて、慌てて近くの眼科に連れていく親も少なくありません。
子どもが近視になる原因にはいくつかある
子どもの視力が低下する場合の多くは近視といわれています。では、なぜ子どもの近視は起こるのでしょうか。子どもの近視には、病気になりやすい体質といった遺伝的なものと、環境によるものの二つがあると考えられています。10歳くらいまでに進行する強度の近視は、遺伝的な因子による場合が多いですが、逆に10歳以降に発症する軽度や中度の近視の場合は、パソコンやテレビゲーム、スマホなどの画面を見る時間が長いなど生活習慣によるものが多くなります。そのため、子どもの近視を防ぐためには、パソコンやテレビゲームなどの時間を1日30分程度にする必要があります。
合わせて読みたい
視力が悪いとメガネをかける必要がある?
ここまで、子どもの視力が低下し、近視になる原因を見てきました。次に問題になるのが、子どもの視力が悪いと、メガネをかける必要があるのかということです。実はメガネをかけるのには、それなりの理由があります。ここでは、子どもがメガネをかけた方がよい理由についてご紹介します。
視力が悪くなるとメガネが必要な理由
視力が悪くなると、メガネをかけた方がよいです。それは見えにくいものを見ようとすることで、さらに視力が悪くなる可能性があるためです。例えば授業などで、黒板などの字が見にくい場合、子どもの目はピントを合わせようとして、ピント合わせの筋肉を酷使しがちです。ピント合わせの筋肉を刺激することで、近視が進行する可能性があるといわれています。そのため、学校の視力検診でD判定の視力0.3未満だった場合は、眼科の検診を受けた後、医師の指導に従ってメガネを常用した方がよいでしょう。
子どもがメガネを嫌がる理由とは
コンタクトレンズを使う子どもが、メガネではなくコンタクトレンズにした、もしくはメガネからコンタクトレンズに変えたのは、親の意見ではなく、子どもがメガネを嫌がったからという場合が多いです。では、なぜ子どもはメガネを嫌うのでしょうか。女の子の場合は、外見を気にして嫌がる場合が多いです。また、スポーツをしている子どもも、スポーツをする際に、メガネがずれたり、落ちたりして支障があるので、メガネを嫌がる傾向にあります。
合わせて読みたい
企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。