今まで家族や友人を招いたことがあっても、お世話になっている先生が家庭訪問にくるとなると少し事情が異なります。話す内容を準備するだけでなく、失礼のないようにお茶を出すにはどうすればよいのか気になります。ここでは家庭訪問で話をする場所に応じて、何を用意すればよいのか、家庭訪問で気を付けたいマナーについてご紹介します。
家庭訪問中の先生は忙しい
家庭訪問の際、先生は決まった時間のなかで行動しています。お世話になっている先生であっても過度にお茶やお菓子、手土産を用意するのは避けましょう。それよりも、訪問時に迷いがちな場所であれば、事前に目印を連絡してもらえる方が先生にとっては助かります。おもてなしの心は簡単に口にするだけで十分ですし、自分の服装も普段通りで構いません。
家庭訪問の位置づけ
家庭訪問は主に4月下旬から5月初旬にかけて行われ、通学路の安全確認など複数の目的があります。クラス替えなどで新しい先生にかわった場合は先生も詳しくは子どものことを知らない状態ですので、保護者から子どもの情報を聞き、学校の指導や支援に役立てたいという意図もあるのです。
家庭訪問は時間が限られている
家庭訪問は10分~15分などごく短時間です。時間に遅れれば次に回る家庭に迷惑がかかるので、先生は極力時間通りに回れるように努力しています。短い時間で話さなければならないことがいろいろあるので、話したい内容は前もって整理しておきましょう。また、何かを食べたり飲んだりする時間もほとんどありません。
手土産はうれしいけれど困る
家庭訪問は手土産も不要です。特に学校から「家庭訪問の際に飲食物や心付けは不要」という連絡を受けることがあります。学校から指示がある場合はその内容に従いましょう。先生は車を使う場合もありますが、公立小学校の学区は子どもが歩ける範囲なので、自転車や歩きで回ることも多いです。お土産を用意しても移動の時に邪魔になったり、他のご家庭を回っている間の置き場所に困ったりするので迷惑になることがあります。
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先生への対応はどこで話すかでも異なる
家庭訪問では、先生の都合により玄関先で済ませるか、部屋まで入るのかが異なります。事前に連絡がないこともありますので、念のためどのような状況になっても大丈夫なように準備をしておきましょう。
玄関先で話す場合
玄関先で家庭訪問をする際は、立ち話で済ませておくと靴を脱がないため帰るきっかけを作りやすいというメリットがあります。基本的に玄関で話している場合には、お茶は出さなくても大丈夫です。しかし、ずっと立ったままでは足腰がつらいことがあるかもしれません。
先生の負担にならないように、念のため座布団や小さいペットボトル入りのお茶、個包装されている一口サイズのお菓子などを用意しておくと安心です。何もいりませんと言っていても、座布団を出すと思わず座る先生もいるかもしれません。
外で話をしても大丈夫
アパート住まいなどで本当にスペースが取りにくい場合は、玄関の外で話をしても構いません。また、玄関ポーチにカフェテーブルや椅子を置く余裕があれば、靴を脱がずに座って話せるので先生にも好評です。
部屋のなかで話す場合
室内で話す場合は、座布団、お茶(茶たく)、おしぼりなどを用意しましょう。自分と先生の分の2人分を用意して、まず先生にお茶を出してからおしぼりを渡します。配置は先生に向かって右側がおしぼり、左側がお茶になるようにセットします。紅茶などの場合はティーセットで構いません。また、おしゃれなものであればマグカップでも大丈夫です。コースターも添えましょう。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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