体を起こすことなく授乳ができるので、寝不足になりやすい育児中のママが実践していることも多い添い乳。「そろそろ寝不足も限界で…」と、添い乳をやってみようか考え中のママもいることと思います。でも、実は添い乳にはメリットだけでなくデメリットも多いと言われています。ここでは、添い乳を始める前に知っておきたいメリット・デメリットをお伝えします。
体を休めつつ授乳可能!添い乳のメリット
夜中、寝ているのに赤ちゃんの泣き声で起きておっぱいをあげる、寝不足続きのママは眠い・つらいと思うことが幾度となくあるでしょう。布団から出ることなく、横になったままおっぱいをあげられる添い乳は、お疲れのママにとってはとてもいい方法ですよね。体を休めながら授乳できる他にどんなメリットがあるのでしょうか。
1:寝ながらもスキンシップが取れる
授乳はママになった実感・幸せをかみしめることができる行為の一つではありますが、横になっているのに、授乳の度に体を起こすのはなかなかつらいものがあります。添い乳の一番のメリットは、寒い冬でも布団から出て赤ちゃんのもとにいくことなく、ママの体を休めながら直接授乳で赤ちゃんとスキンシップが取れるということでしょう。
もし寒いときに寒さを我慢しながら授乳しているママがいれば、風邪などで体調も崩しやすくなりますよね。添い乳ならそういったことも避けられるかもしれません。
2:赤ちゃんの寝かしつけが楽にできる
ママのぬくもりをそばで感じながらおっぱいを飲んでいると、赤ちゃんもすっかり安心して眠りに入りやすくなります。横になった状態での寝かしつけなので、抱っこで寝かしつけているときと違い、「ベッドに下ろしたらまた起きてしまった」ということもありません。添い乳を始めると、「今まであんなに必死に抱っこして寝かしつけてたのは何だったの?!」と驚くママも少なくないようです。寝かしつけが早く済めばママもその分体を休めたり、家事をしたりすることが可能です。
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赤ちゃんが窒息死?!添い乳のデメリット
添い乳もメリットだけでなく、もちろんデメリットもあります。人によっては、「メリットよりデメリットの方が多い」と、添い乳を避けるママもいるようです。メリットだけを読んで添い乳をするかどうか決めずに、デメリットにも目を通しておきましょう。
1:添い乳がないと眠れなくなることがある
添い乳を続けると、赤ちゃんが「横になっている間はずっとおっぱいがもらえる!」と思って、添い乳なしでは眠れなくなってしまう・おっぱいがないと不安になってしまう可能性が高くなります。せっかく眠りについても、寝ている間におっぱいが口から外れて、ふと目覚めたときに「おっぱいがない!」と泣き出してしまうことも。赤ちゃんもママもさらに睡眠不足になってしまいます。
また、添い乳がないと眠れなくなってしまうと、寝かしつけをパパにお願いしたくてもできない、外出時に眠ってくれなくて大変というようなことも起こり得ます。
2:窒息死させてしまうリスクがある
添い乳をしたまま寝入ってしまい、寝返りをうった拍子にママの体が赤ちゃんにかぶさってしまい、赤ちゃんを窒息させてしまうということもあり得ます。実際にこのような事件は起きており、脳に酸素がいかない時間が一定時間続いたために脳に障害が残ったり、生まれたばかりの尊い命を失ったりと、つらい思いをしているパパ・ママもいるのです。
また、赤ちゃんがうつぶせのまま寝てしまわないように注意することも大切です。添い乳のときは、赤ちゃん・ママのいずれも体勢には十分に気をつける必要があります。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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