学校の体育でつまずくことの多い逆上がり。逆上がりができないと悩んでいる子どもに教えるときに、教えるべきポイントを中心にご紹介します。逆上がりは子どもが体育の時間につまづくところでもあるので、授業が始まったらできるのかどうか確認して、もしできないようなら練習を手伝ってあげましょう!
逆上がりができない理由は腕の力!
鉄棒の逆上がりは、子どもにとって大きな難関です。前回りは重力を使うので簡単にできますが、逆上がりは自分の身体を持ち上げて回るので、コツをわかっていないとできないことがあります。逆上がりができない子は、腕の力の使い方を間違えていることが多いです。
自分に合った鉄棒を選んでいるか
逆上がりや前回りをするときの適切な鉄棒の高さは、腰から胸の高さの間にある鉄棒です。高すぎたり、低すぎたりすると腕の力の使い方が難しくなります。子どもと逆上がりをするときに鉄棒の高さがあっているかをまず確認しましょう。
腕が伸びていないか
逆上がりは腕の力で鉄棒を引き寄せるようにして、身体全体を上に持ち上げる必要があります。鉄棒にぶら下がるように両手を伸ばしたまま回っていると、腕に力が入らないのでうまく回れないことが多いです。しっかりと引き寄せるように指導しましょう!腕の力は逆上がりにとても重要なので、筋トレを一緒に行うとやりやすくなるかもしれません。
鉄棒は順手で持つようにする
鉄棒に対して親指が内側になるように握っているのが順手、一般的に逆上がりで使われる親指が外側を向くように握る方法は逆手と言います。逆上がりは逆手で教えられることが多いですが、力が入りにくいので順手のほうが回りやすいというデータもあるようです。逆手でチャンレンジをしてもできない場合は順手で挑戦してみましょう。
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逆上がりのイメージを持つ
逆上がりができない人は、逆上がりのイメージがつかめていません。どこに力を入れて、どのように回っているかのイメージがないので、どのように回っているかを教えてあげましょう。
- 鉄棒を軽くつかむ
- 地面を蹴り上げて足を上にしながら、腕で鉄棒とおなかをくっつける
この二つだけ押さえれば逆上がりをすることができます。
おなかを鉄棒にくっつけるようにする
逆上がりをするときに、足を蹴り上げて回ろうとしてしまい、身体はそのままになっていることが多いです。鉄棒におなかをくっつけるようにして回るということを意識してあげましょう。そして、練習のときに鉄棒がおなかにくっついているのかを集中して見てあげると、上達が早まります。
また、人によっては頭が後ろを向いてしまっているケースがあるので、視線にも注意を必要です。逆上がりをしているときの視線は鉄棒に向けておくのがポイントです。
真上に蹴り上げる
足を蹴り上げた力で回るのが逆上がりですが、逆上がりができない人は前方向きに蹴っている人が多いです。足を真上に蹴り上げて、その反動で回るので、蹴った後にすぐに鉄棒のほうに足を向ける意識をつけると真上に蹴り上げやすくなります。頭に向かって蹴っていくイメージで足を上げていくと逆上がりしやすくなります。
補助ベルトを使う方法も
逆上がりの補助ベルトというものがあります。鉄棒に直接つけて、子どもの身体を支えてくれるので、逆上がりがとても簡単にできます。最初から補助ベルトがあるとコツをつかみにくくなってしまうので、先に練習をして最後の手段として用意してあげる方がよいかもしれません。
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20代後半。家族構成は妹と妹の息子です。大学卒業後機械メーカー勤務、その後ライターになるために脱サラ。現在は塾講師とライターで生活しています。教員免許中学・高校 数学理科を取得。子どもが自ら考えて成長できる場を作っていきたいと考えています。
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