家の玄関に「犬」と書かれたステッカーが貼られているのを見たことはありませんか。これは狂犬病の予防接種をすると配られるものなのですが、昔は「この家には番犬がいるぞ」という泥棒よけにも効果があると信じられていて、犬を飼ってもいないのにステッカーを貼ろうとする人もいたといいます。現代ではホームセキュリティー会社のステッカーが貼られ、見かけ倒しではなく、本当の防犯対策をしている家が多くなりました。最新のホームセキュリティーサービスにはどのようなものがあるのか、ご紹介します。
ホームセキュリティーのサービス内容
ホームセキュリティー会社のサービスは、多岐にわたります。一戸建ての家にも、マンションのような集合住宅にも対応していますし、もちろんお店や企業向けのサービスもあります。賃貸住宅にも設置が可能です。ここでは、ごく一般的なご家庭で利用されるサービスについてご説明します。
空き巣・事故・火災にも対応
ホームセキュリティー会社のサービスは、空き巣や泥棒といった侵入者、不審者への対応だけではありません。家の中で誰かが倒れたときや、火災やガス漏れが起こったときにも対応してくれます。家に取り付けられた防犯カメラやセンサーが異常を感知すると、ホームセキュリティー会社に信号が送られ、ガードマンが現場に急行するという仕組みになっています。同時に、必要があれば警察や救急に出動要請を行ってくれます。また、あらかじめ伝えておいた緊急連絡先にも連絡を入れてくれることになっています。
ホームセキュリティー会社のメリット
個人的に、カメラやセンサーを購入して設置すれば、ホームセキュリティーを自分で管理することはできます。しかし、24時間態勢でカメラを監視することは不可能ですし、なにかが起こったとしても、近くにいなければ自分は駆けつけることができません。警察や救急に通報するのも、動転した状態では難しいこともあるでしょう。その点、プロに依頼していれば、責任を持って24時間監視を続けてくれますし、近くの拠点からすぐに人を派遣してくれるので安心です。
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子どもを守るホームセキュリティー
ホームセキュリティー会社のサービスには、子どもを守るためのサービスがあります。両親が共働きで帰りが遅く、ひとりで留守番をするときや、学校や塾への行き帰りに対応したサービスは子育て世代に人気があります。
ひとりで留守番する子どもを守る
地域の学童保育に入れるのは小学校3年生までがほとんど。4年生になると、子ども達は放課後の居場所を失います。習い事をさせたり、塾へ行かせたりと親は苦労しますが、毎日となると子どもも疲れてしまいますね。家でひとり留守番していても安心していられるために、ホームセキュリティー会社では、見守り用のカメラを設置するサービスを行っています。子どもの帰宅をセンサーで感知して知らせてくれて安心ですし、屋内の映像はユーザーしか見られないようになっていますので、プライバシーも保たれます。もちろんいざというときは要請により警備員が駆けつけます。
登下校中の子どもを守る
子どもに携帯電話や防犯ブザーを持たせている方も多いでしょう。ホームセキュリティーサービスには、電話とブザーの両方の働きをするアイテムがあります。簡単に通話ができますし、緊急時にボタンを押すと警備員が来てくれます。保護者がスマートフォンで位置情報を確認することも可能です。誰かが確実に助けに向かってくれるとわかると安心ですし、犯罪者にとっては抑止力になります。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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