子どものお箸の持ち方。まだまだ小さいうちはお箸を持つことに精いっぱいでなかなかうまく使いこなすことができていないかもしれませんね。けれど、お箸の持ち方がおかしいなと思ったら、そのときを見過ごさないでください!
子どもにしっかりと箸の持ち方を教えてあげるチャンスです。今回はお箸を正しい持ち方にできる教え方についてご紹介します。
お箸の持ち方がおかしい!よくあるパターン
お箸の持ち方がおかしいかも?マナーが良くないとされるお箸の持ち方には実にたくさんの種類があるのですが、子どものお箸の持ち方でよくあるパターンを三つご紹介します。「うちの子も同じ!」というママもいるかもしれませんね。
にぎり箸になってしまっている!
2本のお箸を1本のように握ってしまっている状態です。こんな状態なのに、2本のお箸の先に苦労して食べ物をつまませて食べようとしていることも。
見た目にも決して美しくはないですし、そもそもほとんどの食べ物をうまくつまむことはできないでしょう。子どもは特に2本のお箸を使うことに慣れていないためにぎり箸になりやすく、行儀が悪いといわれてしまう場合も。
鉛筆と同じようにお箸を持つのもダメ
大人になってからもよく見かけるのがこの持ち方。これも実はお箸のマナーとしてはよくありません。上のお箸は人さし指だけで動かすかたちになり、下のお箸も固定されていないために不安定な持ち方となってしまっています。
食べ物をつまんだりすることはできるので問題ないように思われがちですが、公の場で食事をすると、間違っていると気づく人も少なくありません。気づいたときが直すチャンスです。
持ち方はいいかも?けれどクロス箸に…
見た目、持ち方は間違っていないような錯覚におちいってしまうのがこれ。クロス箸は、お箸の上部か下部がクロスしてしまっています。そして上のお箸が動いてしまうのが問題です。
食べ物がつかみにくいのでいつも不安定なお箸の動きになってしまい、食べ物の種類(ツルツルしたものやお豆のような丸いもの)によってはつまむことができない場合も。お皿に口を近づけて食べるなど食べ方もきれいには見えません。
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普段の生活のなかで練習させよう
食事の時間以外でも、お箸の持ち方につながるような指先の使い方をすることがあるでしょう。普段の生活のなかでも、自然とお箸の正しい持ち方の練習になるような工夫をママやパパが意識的に行ってあげることが大切です。
クレヨンや色鉛筆の持ち方も重要
クレヨンや色鉛筆など、握ったままでお絵かきをしていることはありませんか?お箸の練習をはじめる前に、まずはスプーンを鉛筆持ちのようなかたちで使えるようにマスターしておくことが大切ですが、クレヨンや色鉛筆にも同じことがいえます。
お絵かきに夢中になってしまってついつい持ち方が子どもの好きなようになってしまいがちですが、普段から鉛筆のような持ち方をさせるように心がけておきましょう。
遊びのなかでお箸の持ち方の練習につなげる
食事の時間に熱心にお箸の練習をしていると、食べることに集中できなくなってしまう子どももいます。なかには食事することが嫌になってしまう場合も。子どもそれぞれの特長にも関係するかもしれませんが、遊びのなかでお箸の練習をさせるというのも一つの手です。
「お箸は難しい。嫌い。」という気持ちを持ってしまうと、練習自体やらなくなってしまいます。遊びのなかで子どもが「楽しい」と思えるような環境で練習することが、お箸嫌いになる原因から遠ざけてくれるでしょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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