子どもの塾は、学年が上がると受講する教科が増えていくこともあります。塾にいる時間が長くなり、帰宅時間が遅くなることも少なくありません。遅い時間まで何も食べないとおなかがすいて、勉強に集中できませんね。そのため、塾で食べるお弁当の「塾弁(じゅくべん)」を子どもへ持たせ、夕食にすることもあるようです。今回は、塾へ通っている小学生の弁当事情をリサーチしました。
塾通いで忙しい小学生のスケジュール
塾へ通っている子どもたちは、週に何日塾で過ごしているのでしょうか?小学4~6年生では週に1~2日が一番多く、その一方で、小学6年生になると週に3日以上の割合が増えます。それは、中学受験を控えた一部の小学生が増えるからと考えられます。受験を控え、塾で過ごす時間が長くなる小学生たち。どのようなスケジュールなのでしょうか。
小学生でも塾からの帰宅は21時ごろ
受験を控えた小学生の受講科目は、国語、算数、理科、社会の4教科が多いようです。17時ごろから始まり、休憩をはさんで終わるのは20時すぎになる塾もあります。評判の良い塾を選ぶ傾向があり、往復で30分ほど掛けて通っていることも。そのため、帰宅する時間は21時近くになり、お風呂に入り、次の日の準備まで行うと、睡眠時間が短くなってしまいますね。週に3回以上塾へ通うことを考えると、受験を控えた小学生の忙しさがわかります。
塾の短い休憩時間がお弁当タイム
帰宅時間が21時近くになるのに、何も食べないとおなかがすいてしまいますね。塾によって、夕食のお弁当を食べられるように休憩時間を長くしているところもあります。しかし、長くても20分ほどのところが多いようです。子どもによっては、塾が始まる前におやつを食べ、家で夕食にしたり、塾では食べる時間が短いので軽食にして、家でも食べたりします。塾で食べる時間があるか、子どもがどのようにしたいか、あらかじめ聞いておくと安心かもしれません。
休憩時間前にお弁当を届ける塾もある
塾で勉強を頑張っている小学生を持つ親は、子どもが勉強に集中できるように環境を整えてあげたいものです。塾で食べる食事は温かいものを食べてほしいと、休憩時間前に保護者がお弁当を届けることをOKとしている塾もあるようです。塾へ通う日数が多いと大変ですし、共働きではできないこともありますよね。その場合は、朝に作ったお弁当を持たせたり、市販のお弁当を買ったりなど、家庭の状況によってさまざまです。そのほかに、塾へ配達してくれる宅配弁当もあり、利用する家庭もあります。塾によって状況が異なりますので、リサーチしておきましょう。
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何を入れる?小学生のおなかを満たす塾弁
塾で食べる弁当は、どのようなものを用意するか迷いますね。短い休憩時間を考えると、手軽に食べられるものがおすすめです。おにぎりやサンドイッチ、また子どもが好きなおかずなら早く食べ進められますよ。それでは、塾弁当のポイントを見ていきましょう。
入れるのは好きなおかず!楽しみになるお弁当
集中して勉強をしていると、弁当を開く時間が楽しみになるはずです。塾弁は、子どもの好きなおかずを入れることが多いようです。最近では、いろいろなお弁当箱があり、温かいものを食べられる保温性のジャーも人気があります。冬の時期に温かいものを食べられるのは、ホッとしますよね。気を付けたいのは、お弁当の量です。成長期の子どもたちに、たくさん食べさせたいとの気持ちになりますが、短い休憩時間に食べるため、子どもに合わせた量にしましょう。
食べやすさが人気「おにぎり」「サンドイッチ」
手軽に食べられるおにぎりやサンドイッチは、短時間で食べるにはピッタリ。中へ入れる具材を変化させると飽きがきません。おにぎりでは三角や丸に握るほかに、握らない「おにぎらず」もおすすめ。サンドイッチのように、ごはんで具材をサンドするので、野菜、肉、魚なども同時に食べることができますよ。ボリュームがあるので、食べ応えも抜群です。また、サンドイッチは、挟む具材で見た目が鮮やかになりますね。サンドするだけでなく、巻きずしのように巻いたロールサンドも変化がでます。サンドイッチは軽いので、教材などの荷物の多い子どもたちでも持ち運びやすいお弁当です。
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30代後半。夫、5歳の息子の3人家族。管理栄養士。食べ物が好きで、美味しいものには目がありません。「ごはんまだ?」の声を聞きながら、毎日ドタバタして過ごしています。好きな言葉は、時短、節約、シンプルです。
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