これからわが子の誕生を迎える方は、どんな出産がしたいのかを考えたことはありますか
最近、アクティブバースという「医療の介入を極力おさえて、自分自身と生まれてくる赤ちゃんの主体性を尊重した出産法」が注目されています。選択するママも増えつつあるとのことですが、実際にどんなものなのかが分からない方も多いのではないでしょうか?今回はアクティブバースについてのメリット・デメリットなどをご紹介します。
そもそもアクティブバースとは?
最初に、アクティブバースがどんなものなのかについての特徴をまとめてみました。
何となく耳にしたことや、テレビで見たことはあっても知識はない!という方は、これを機にどんな出産法なのかを知ってみるといいでしょう。
アクティブバース=積極的な出産
アクティブバースとは、直訳すると「積極的な出産」となり、フリースタイル出産やフリースタイル分娩などとも言われています。
大きな特徴は、ママが自分自身の本能や生理的メカニズムに従いながら出産を進めていく自然な方法です。例えば両手をついたり横向きになったりと、ママ自身が状況にあったスタイルや呼吸法などを選ぶことができます。その他にも、分娩(ぶんべん)室のように一カ所から動けないこともなく、場所も好きなように変えることができます。
一般的とされる分娩(ぶんべん)室での出産は、医師や助産師の介入のもとに行われますが、アクティブバースは自分自身で決めることができるという違いがあります。
アクティブバースがどんなものかを知ったところで、実際にどんなスタイルがあるのかをお伝えしていきましょう。
アクティブバースのスタイルを知ろう
ママ自身が楽に感じるスタイルを選べばいいのですが、具体的にどんなものがあるのかをまとめてみました。
- 横向き
- あおむけになって足を広げる
- ベッドや椅子などのもたれかかる
- 四つんばいになる
- 立って両手を壁につく
- パートナーなどに抱きつく
- 膝を45度くらいの曲げてしゃがみこむ
これらの定番以外にも、「お風呂につかりながら」「天井から下げられたひもをつかみながら」などのスタイルを選べる場合もあります。
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アクティブバースのメリットとは?
多くの妊婦さんからの関心度も高いアクティブバースには、どんなメリットがあるのでしょうか?アクティブバースの特徴を知ったところで、どんなメリットがあるかが分からないことには選ぼうとは思えないですよね。こちらでは、いくつかあるメリットの中から代表的なものを三つお伝えします。
ママがリラックスした出産ができる
分娩(ぶんべん)台に上がってあおむけの状態となる医療主体の出産は、どうしても医師や助産師さん任せになってしまいますよね。そうなると、妊婦さんも受け身にならざるを得ない状況でしょう。
アクティブバースでは体を動かしたり起こしたりと、妊婦さん自身でコントロールしながら出産を進めることができます。体を動かすことでリラックスもできますし、制限がなく自由にできることから精神的な安定を得るとされています。
落ち着いた雰囲気の中で出産ができる
産婦人科医院などは、部分的にかわいらしさを取り入れたりもしています。しかし、分娩(ぶんべん)室に入ると、どうしても冷たさや無機質さを感じてしまうものでしょう。
アクティブバースを取り入れている産院は、畳のある和室や布団が敷かれた部屋など。ママが落ち着けると思える雰囲気の中で、出産を行えることが多いです。
分娩時間を短く済ませることができる
分娩(ぶんべん)台で横になるスタイルが西洋から取り入れられるまでは、重力にまかせる出産方法は日本において主流でした。
四つんばいや座るなどといった重力にまかせることによって、赤ちゃんは下に降りてきやすくなるとされています。その結果、分娩時間が短縮となり、ママの疲労を軽減することにもつながります。
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家族構成 長女12歳です。職歴は大手金融機関に勤務。資格はTOEIC950点、英検1級、FP2級を持っています。
子育てポリシーは「個性をのばす」です。
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