赤ちゃんがいつもと違う動きをすると「調子が悪いのかしら?」と不安になってしまいます。特に、赤ちゃんが生後まもなくから見せる「手足バタバタ」の激しい動きには、驚かれる方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、新生児期の赤ちゃんの手足バタバタの動きの原因には何があるのか、いつまで続くのかなどの基本情報とその対処方法をご紹介していきます。
赤ちゃんの手足バタバタの原因は二つ
新生児期の赤ちゃんの不規則な手足の動きには、原因として考えられるものが大きく分けて二つあります。ひとつは「運動能力アップのためのトレーニング」で、もう一つが、「欲求のアピール」です。ここでは、赤ちゃんの手足バタバタの原因についてご紹介します。
運動能力アップのためのトレーニング
生まれたばかりの赤ちゃんは、運動能力が未発達な状態です。そのため、手足をバタバタと動かして、運動能力アップのためのトレーニングをしていると考えられています。赤ちゃんが機嫌よく手足をバタバタさせているときは、叱ったり無理にやめさせようとしたりせずに「運動しているのね」と、温かく見守ってあげてください。
ゲップがでなくて苦しいのかもしれません
新生児期の赤ちゃんは、授乳のときに母乳やミルクと一緒に飲み込んだ空気が胃の中にたまり、その空気がゲップとなって口からでてきます。しかし、うまくゲップがでないときは苦しくなって手足をバタバタさせることがあるのです。機嫌が悪い、泣いているなどの様子が見られる場合は、ゲップがでなくて苦しがっている可能性がありますので、縦抱きをして背中を優しくさすってあげるなど、ゲップがでるように促してあげましょう。
赤ちゃんの欲求には身体的な欲求と精神的な欲求がある
赤ちゃんはゲップがでないとき以外にも、オムツがぬれている、おなかがすいている、暑い、寒い、眠いなどの身体的欲求がある場合に手足バタバタの動きをすることがあります。また、パパやママを見たとたんに手足をバタバタさせるときは、抱っこをしてほしいと甘えていることも考えられます。つまり赤ちゃんが手足バタバタの動きを行う欲求は大きく分けて、身体的な欲求と精神的な欲求の二つがあると考えられます
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赤ちゃんの手足バタバタはいつまで続くの?
新生児期の赤ちゃんにとって、運動能力アップのトレーニングであるとともに、欲求を伝える手段でもある手足バタバタの動きは、いつから始まり、いつまで続くのでしょうか?ここでは、赤ちゃんの足バタバタの時期についてご紹介します。
手足バタバタはおなかの中から始まっている?
実は、赤ちゃんの手足バタバタの動きは、生まれる前、ママのおなかの中にいるときから始まっています。赤ちゃんは、ママのおなかの中でも手足を盛んに動かして、生まれた後の準備ために運動能力アップのトレーニングをしているのです。おなかの中の赤ちゃんの動きは胎動としてママにも伝わりますから、「そういえばよくおなかをけられた」と思い当たる方も多いのではないでしょうか。
生後2、3週間目に増える手足バタバタ
ほとんど寝ている状態だった生まれたばかりの赤ちゃんは、生後2、3週間ほど経過すると、少しずつ起きている時間が増えてきます。起きている時間が増えれば、手足バタバタの動きも自然に増えてきますから、この時期に赤ちゃんの手足バタバタの動きに気づき「この動きはなに?」と疑問に思ったり、「何か異常があるのでは?」と心配になったりする方もいることでしょう。
成長すると減ってくる手足バタバタ
赤ちゃんの手足バタバタの動きは、運動能力アップと欲求を主張するための手段ですから、成長ともに減っていくと言っても良いでしょう。「あー、うー」と喃語(なんご)をしゃべれるようになってきたり、体の自由が利くようになってきたりすると自然に減っていくものなのです。手足バタバタの動きは、新生児期にしか見られない特徴的な動きでもあるので、その可愛らしい姿を思い出として動画などに残しておく方も増えていますよ。
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音楽・ガーデニング・おいしいものが大好き主婦です。
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