「家族の日・家族の週間」をご存じですか?内閣府が、子どもがいる家族を地域が支えていく大切さに対する理解を深めるために制定したもので、子どもと子育て家族に優しい社会を実現するために子育てを支援していく取り組みをさします。家族や地域のつながりの重要性を社会全体に呼びかける目的で、実施されているものです。
「家族の日・家族の週間」を詳しく知りたい
それでは、「家族の日・家族の週間」について詳しく見ていきましょう。こちらでは「家族の日・家族の週間」はいつでどんなイベントが行われているのか、どういった経緯でいつ制定されたものなのかという点について、さらに内閣府で行われている「家族の日・家族の週間」に関するイベントについてご案内していきます。
「家族の日・家族の週間」はいつ?何をするの?
「家族の日」は、11月の第3日曜日と定められています。「家族の週間」は、その家族の日をはさんだ前後1週間です。例年家族の日には、内閣府と都道府県や市区町村との共同主催で「家族の日フォーラム」が開催されます。家族の日フォーラムでは、子育て家庭が全員で楽しめるたくさんのイベントや、トークショー、パネルディスカッションなどが行われています。
「家族の日・家族の週間」はどうやって始まったの?
出生率低下の問題が叫ばれている昨今、少子化問題に関する対策は政府の重要な政策課題です。少子化の原因の一つに、一家だんらんの機会が減っているという点があげられ、家族というものの大切さについて国民が考える日を作るに至りました。それが、「家族の日・家族の週間」です。2007年度(平成19年度)に制定されました。
家族や地域の大切さに関する作品コンクール
内閣府では「家族や地域の大切さに関する作品コンクール」を開催しています。子育て家族の絆と、それをあたたかく見守る地域社会をテーマとした写真や手紙・メールなどの作品が集まります。優秀作品には内閣府特命担当大臣(少子化対策)からの表彰が行われます。
出典:cao.go.jp
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家族の日・家族の週間は関係団体の取り組み
「家族の日・家族の週間」を推進する事業の一環として、各関係団体でもさまざまな取り組みが行われています。こちらでは、家庭と地域のつながりを大切にするための取り組み、家族でいることの喜びを作品にする取り組み、出産や子育てを社会全体で考えるための取り組みについてそれぞれご案内いたします。
家庭と地域を取り持つ「子育て支援フォーラム」
「全日本私立幼稚園連合会」の取り組みとしては「子育て支援フォーラム」があります。家庭と地域の結びつきやつながりが希薄となっている昨今ですが、これらの絆の再生と向上を目的として開催されています。特に幼児のいる家庭の保護者向けに、子育ての喜びや大切さを再確認してもらうためのきっかけ作りの場として始まりました。
出典:youchien.com
「たのしい子育て全国キャンペーン」
「社団法人日本PTA全国協議会」の取り組みとしては「たのしい子育て全国キャンペーン」があります。こちらは家族の風景を題材として全国の小学校・中学校から三行詩と写真、それぞれの募集を行っているものです。家族でいることの喜びや、家族としての絆を感じる作品を募り、表彰し、入賞作品を冊子として配布しています。
「子育てポジティブキャンペーン」
「全国知事会」の取り組みとしては「子育てポジティブキャンペーン」があります。これは、出産や子育ての意義や素晴らしさに対する理解を進め、子育てに社会全体で取り組んでいくという目的で始まりました。各都道府県が地域性やその状況を踏まえて、結婚から出産・子育てへの前向きな意見や、地域で子育てをすることの重要性についての啓発を図っています。
出典:nga.gr.jp
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二人の男の子の母です。もともと野球ファンでしたが、今は息子の影響ですっかりサッカー狂になりました。
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