出産を迎えるその日まで、できればおなかの赤ちゃんとともに穏やかに過ごしていきたいもの。でも切迫早産や子宮頸管(けいかん)無力症などによっていきなり長期入院を指示されてしまうこともあります。場合によっては出産まで何か月も入院しなければいけないケースもあり、赤ちゃんへの心配や出産の不安、そして持て余す「暇」な時間にどんどんストレスをためてしまう妊婦さんも少なくありません。そんな長期入院のストレスを解消するための病院でのおすすめの過ごし方をご紹介します。
長期入院=貴重な余暇と捉えてポジティブに
妊娠中の長期入院では、24時間態勢で点滴につながれていることも少なくなく、シャワーも自由に浴びられず不自由な生活を余儀なくされてしまいます。ただでさえ精神的に不安定な妊娠期に仕事も家のことも全部放置して突然の入院では、不安な気持ちがあふれてネガティブな考えばかりが浮かんできてしまうことでしょう。でも、それではおなかの赤ちゃんのためにもママ自身のためにもよくありません。ここは気持ちを切り替えて、今だからこそできることに没頭してみてはいかがでしょうか。赤ちゃんが生まれたらゆっくり自分の時間を楽しむ暇なんてありませんから、入院は自分の好きなことをゆっくり楽しめる貴重な余暇なのだとポジティブに考えていきましょう。
漫画や映画など、自分の好きな物語の世界に入り込む
身体もあまり動かせず長い時間ベッドに横たわっている状態で、1番簡単に実践できるのが読書や映画鑑賞です。巻数の多い漫画や話題の小説を片っ端から読破したり、見たかったドラマや映画のDVDを制覇したりするなど、飽きるまで自分の好きな世界に浸ってみてはどうでしょうか。物語の世界に入ってしまえば時間が過ぎるのはあっという間。そのひと時は入院中のストレスからも解放されるでしょう。
時間を忘れてゲームやパズルを楽しむ
もう一つ、ベッドにいながらにして簡単にできるのがゲームやパズルです。Wii UやDSなどのゲーム機やクロスワードパズル、漢字パズルなどの本を入手して、思う存分ゲームやパズルを楽しみましょう。仕事や家での母親業をしていると、時間を忘れてゲームすることなんてほとんどありませんから、この際好きに楽しんでみてくださいね。また、起き上がることが可能なら、大人の塗り絵もおすすめです。仏像塗り絵などは精神を安定させる効果もあるようですよ。
ゆっくりインターネットサーフィン
インターネットが使える環境なら、同じような境遇の妊婦さんが書いているブログを読んでみるのもおすすめです。共感したり励まされたり、コメントすることで情報交換することもできます。また、赤ちゃんが生まれてからお出掛けしたい場所をリサーチしたり、産後に必要なものや離乳食の進め方などを検索したりしてみるのもいいですね。赤ちゃんが生まれたらゆっくりネットサーフィンをする暇もありませんから、今のうちにたくさん下調べしておきましょう。
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自分で新しいものを生み出す喜びを知ろう
読書やゲームなどのように情報を受け取るだけの趣味ばかりではなく、自分で何かを生み出していくこともいいストレス解消法になります。自分の思いを書きとどめたり、ベビー用品を手作りしたりして、生み出す楽しみを味わってみてはいかがでしょうか。
自分の思いをブログや会員制交流サイト(SNS)で発信する
ブログやSNSは情報を自分から発信する最も簡単な手段です。入院生活中に起こった出来事や自分の思いをつづることで、自分の気持ちを整理することにもなりますし、コメントを通じて同じような入院中のママたちとつながることもできます。また、書くのが得意な人は新しい物語を小説として書きためてみるのも面白いかもしれません。時間はたっぷりありますから、新たな創作活動に意欲を燃やしてみてはいかがでしょうか?入院中に書きとどめた小説が賞を受けました!なんて奇跡も起こるかもしれません。
ベビー用品をハンドメイドで作る
生まれてくる赤ちゃんのためにスタイやおくるみ、靴下などを手作りするのも、新しいものを生み出す楽しさがあっておすすめです。時間はたっぷりありますから、ハンドメイドニットなど少し上級なものにチャレンジしてみるのもいいですね。編み物をやったことがないという方も、ゆっくり編み物を覚えるところから始めてみましょう。
今のうちに資格の勉強をしておこう!
しつこいようですが、赤ちゃんが生まれれば自分の自由な時間なんてほとんど持てません。ましてや資格取得の勉強をする時間なんて皆無に等しいと言えます。そこで、長期入院のこの期間に自分が取りたかった資格の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。無事、資格を取得できれば、産後の社会復帰にも新たな道が開けるかもしれません。
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男の子2人、女の子1人とパパの5人家族。大好きな猫4匹に毎日癒されています。
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