赤ちゃんは生まれたてのときはまだ頭皮や髪の毛がやわらかく、毛根や毛穴も発達していないため、ずっと寝かしていると後頭部に寝ハゲを起こしやすくなってしまいます。
お母さんが気をつけてあげないとかわいそうなことになってしまうため、常に注意してあげましょう。今回は新米お母さんのために赤ちゃんの寝ハゲの原因と対処法をご紹介します。
後頭部の寝ハゲの原因とは?
後頭部の寝ハゲの原因はいったい何なのでしょうか。なるべくなら防いであげたいと思うのが親心。あらかじめこの原因を知っておくことで寝ハゲを防ぐことができます。
この寝ハゲの原因は三つありますのでご紹介します。
お父さんとお母さんからもらった遺伝
お父さんとお母さんからの遺伝で、似たような頭の形をして生まれてくる赤ちゃんもいますよね。遺伝による後頭部の形はなかなか元に戻りません。その場合は後頭部の寝ハゲが目立っても仕方ないかもしれません。髪の毛や帽子などで目立たなくすることはできますが、遺伝によって得た頭の形を完全に治すのは難しいのです。
出産時の形態によって頭の形も変わる
出産は非常に大きなエネルギーを使います。お母さんも赤ちゃんも両方頑張らなくてはやり遂げられない偉大なことなのです。その出産の際、お母さんのおなかから出るときに赤ちゃんの頭に圧力がかかって多少変形してしまうこともありえます。その場合は一時的な変形であり後で元に戻るため心配はいりません。あまり神経質にならないようにしましょう。
赤ちゃんの寝る方向が最も頭の形に影響する
赤ちゃんは最初の数週間は寝ていることしかできませんよね。赤ちゃんの頭蓋骨は非常にやわらかいため、布団や地面についている頭の面がへこみやすくなってしまいます。例えば右を向いて寝ることが多い赤ちゃんは右側がへこんで寝ハゲができ、上を向くことが多い赤ちゃんは後頭部が絶壁になりやすいといわれています。大人になっても絶壁の頭を持つ人は、赤ちゃんのころにずっとあおむけで寝ていたかもしれませんね。
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寝ハゲはどうやって予防すればいいの?
一見仕方のないことのように思える寝ハゲですが、最初はやはり気になってしまいますよね。寝ハゲはもちろん予防することも可能です。寝かし方を工夫することが重要なのですが、赤ちゃんは思った通りに動いてくれないためきちんとした対策が必要になります。
定期的に赤ちゃんが向く方向を変える
一番オーソドックスなやり方ですが、定期的に赤ちゃんの寝る方向を変えてやることが最も簡単で早いです。右や左に定期的に向きを変えてあげましょう。自分で寝返りを打てない間は抱っこして方向を変えてあげなければなりません。寝返りが打てるようになってからは、赤ちゃんが好きなおもちゃなどで目線を変えながら自分で方向転換できるように誘導しましょう。
赤ちゃんが頭を置く枕の形を工夫することも大事
赤ちゃんを寝かせているときは、赤ちゃん用のやわらかい枕を使いますよね。この枕を普通の形の枕ではなく、ドーナツ型の枕を使ってあげると後頭部がずっと枕に接さず、寝ハゲができることもありません。頭がドーナツの穴に落ちないように注意しながら使いましょう。寝返りをするようになるとドーナツ型の枕を卒業する赤ちゃんが多いようです。
横を向かせるときはタオルを使う
右や左に向きを変えさせたいときは、多少強制的に変えてあげないとすぐに元に戻ってしまうので注意が必要です。横を向かせたいときは、バスタオルなどを赤ちゃんの身長と同じぐらいの長さの筒状に巻き、向かせたい方向と反対の体の横に置くのが効果的です。タオルならやわらかくて赤ちゃんも痛くありません。動いてしまってうっかりうつぶせにならないように注意しましょう。
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20代後半のコンサル系OL。キャリアアップを目標にしながらも結婚や出産、子育てに対する興味関心は高め。将来のお勉強の意味も込めて、子育てに関する耳寄り情報を皆さんにお伝えできればと思います。
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