小学生になると「自分のことは自分で」が必要になってきますがそれを見守るお母さんとしてはハラハラ、時にはもどかしくてイライラしてしまいますよね。宿題や学校の準備はもちろんのこと、日常の「お部屋の片付け」もその中のひとつではないでしょうか。なかなか思うようにいかない子ども部屋の片付け、実は原因は意外なところにあったのかも?なるほど!というアイデアもご紹介します。
片付けられない原因は「収納」にアリ?
いつも散らかりっぱなしの子ども部屋を見ては子どもをしかり、もううんざりしているお母さんも多いのではないでしょうか?でも、実は子どもの片付けが苦手なのは、意外なところに原因があるのかもしれません。当てはまることがないかチェックしてみましょう。
【チェック1】収納が子ども目線の配置になっていない
収納する場所が遠かったり、おっくうな場所にあったりするとついつい後回しにしがちなのは大人も子どもも同じです。こんな状況になっていませんか?
- 重いものを上の方に収納しなければいけない
- 収納する箱をいちいち積み上げたり降ろしたりしないといけない
- 収納場所が届きにくい場所にある
一度、子どもの片付けている様子を観察してみて、子どもが無理をしていないかなどをチェックしてみましょう。
【チェック2】楽しい収納になっていない
前項でも挙げましたが、「おっくうだ」と感じてしまうと、子どもは大人以上に動かないものです。こんな状況になっていませんか?
- 収納先があまりにシンプル
- 暗い押し入れの中など、子どものテンションが上がらない場所へ片付けなければいけない
子どもが楽しんで片付けをしてくれるような収納を考えましょう!片付けた後も目で楽しめたりすると、コレクター魂に火がついて子どもも楽しんで片付けしてくれるはずですよ。
【チェック3】片付けるものの定位置が決まっていない
このおもちゃはこのボックスへ、本はこの棚へと「ざっくり」でいいので定位置を決めていない場合は、要注意です。
- どこへ片付けたら良いのかと子どもが毎回迷ってしまっている
- 「次に使いやすい」を子どもが実感できていない
片付けの度に毎回立ち止まってしまったり、少しの目的意識もなく片付けをしたりするのは子どもにとって実は大変なことです。
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ではどうすれば子どもが自ら進んで楽しく片付けをしてくれるのでしょうか?そこには「ラクにする」「楽しくする」「細かすぎないようにする」というちょっとしたコツが必要だったのです。ぜひ参考にしてみてください。
とにかくラクに!収納を「見える化」する
片付ける時に、子どもが何も考えないでテキパキともとの位置に戻せるように工夫をしましょう。具体的には、以下のように「見える化」してあげるとスムーズです。キッチンの調味料や冷蔵庫の(プラスチックの)食品保存容器などをイメージすると良いでしょう。
(例)
- クリアボックスに分けて中身を見えるようにする
- カラーボックスで片付けるものを色分けする
- 一目でわかるラベルをつける
楽しい片付けに!収納を「ディスプレー化」する
大人でさえ面倒な片付けです。子どもには「楽しい片付け」となるよう工夫することできっとモチベーションが上がるはずです。片付けた後も子ども本人が気持ちよくなるような収納を作ってあげましょう。
(例)
- トミカやフィギュアは並べて「見せるインテリア」となるように棚を作る
- 女の子のアクセサリーや小物はクリアポケットで壁にぶら下げる
大ざっぱでOK!大体の場所だけを決めよう
特に低学年の子どもには、複雑な片付けはまだ不向きな場合もありますよね。細かすぎは逆に子どもの気持ちを下げてしまいますのでNGです。子どもが片付けの際に迷わないように大ざっぱな場所だけ決めていれば、初めのうちは「ざっくり片付け」で問題ないと思います。
(例)
- 赤と青の大きなバスケットを2つ用意。大きなおもちゃは赤、小さなこまごましたものは青へ、というルールだけ決める
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お酒が好きですが育児もがんばっています。
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