厚生労働省が体罰のガイドラインを発表。あれもこれも体罰に!?しつけとの境は?

子どもをしつけるために親ができることは?

言って聞かせる
これまで、子どもをしつけるときには身体に苦痛に感じることも容認されてきましたが、厚生労働省が発表したガイドラインでは、そうした方法でのしつけはできなくなります。最後に、子どもに身体的苦痛や不快感を与えずに、しつけをする方法をまとめました。

ダメな理由を言葉できちんと伝える

子どもが悪いことをしたときについ手をたたいたり、身体を押したりして注意することがあります。こうしたしつけは、その時点では行為をやめさせることができますが、また子どもがやってしまう可能性があります。そこで、子どもが悪いことをしていたらやめさせて、どうしてそれが悪い行為なのかをしっかりと説明しましょう。すると、子どもは理解して同じような行為をしなくなります。体罰をしないためには、言葉の力を使うことが必須です。

褒めることで悪い行動をしないように防ぐ

子どもを良い大人にするためには悪いことをしたら叱るだけでなく、良いことをしたときに褒めてあげることも大切です。「静かにできたね」「〇〇くんと喧嘩せずに仲良く遊べてすごいね」とうまくできたことを褒めてあげると、それがうれしくて子どもはまた褒めてもらおうと悪いことをしなくなります。このやり方なら子どもに精神的トラウマを与えませんし、保護者も穏やかな気持ちでいられます。

しつけの効果的な方法を勉強する

近年、子どもに厳しくするのではなく、優しく接するしつけが注目を集めており、しつけ方法を紹介した本も販売されています。子どもをたたいたりせずにしつけができるようになるためには、こうした本でしつけについて勉強するのも効果的です。他の人の考え方を知ることで視野が広がり、子育ても楽になるはずです。また、子どもも怖い思いをしなくて良いので、親子ともにメリットがあります。

おわりに

厚生労働省が2019年に発表したガイドラインでは、たとえ親がしつけだと思っていても子どもの身体に苦痛や不快感を与える行為は、体罰とみなすと示されていました。虐待が多くなった現代ではこのように基準を定めることも大切ですが、今回の基準は理想論すぎると疑問を持つ人も多くいます。この体罰の基準を受けて、保護者はこれからどのように子どもをしつけていくのか、考える必要があるでしょう。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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