双子を生まれた順番で区別するのは必要?
最後に、双子を生まれた順番で区別するのは必要かという事について解説していきたいと思います。生まれた順番が違うと言っても、1分程度しか違わないという事で、上の子と下の子で区別する必要が本当にあるのかという部分では、賛否両論あるようです。
子どもにとって区別はしない方が良い
一昔前までは、長男・長女のような区別をして育てていた時代もありますが、現在では区別をつけずに育てている人も多くなってきています。法律上では、上の子という立場であっても、日常生活の中であえて区別をする事はないと答える親も多くなっているようです。
双子の子どもは比べられる事に敏感?
双子の子どもは、幼い頃から常に一緒に成長していくという事もあり、比べられる事にとても敏感です。特に、大人からしたら何でもない「どっちがお兄ちゃん?」「どっちが先に寝返りをしたの?」というような、比べるような発言には敏感なのです。
そのような子どもにとって、順番を意識する機会が増えてしまうと、優劣をつけられていると感じてしまい、子どもにとって良くないと言えるでしょう。
双子は順番ではなくそれぞれ別の人間として接する
双子は外見が似ていますが、それぞれ別々の1人の人間です。性格が全く真逆という事も珍しくなく、先に生まれたというだけで優劣があると、本人たちを傷つけてしまう事もあるのです。
法律上、どちらが上の子かを決める必要があるだけで、当の本人たちはそれぞれ個性があるので、順番で優劣をつけないようにする事が大切ですね。
おわりに
双子は、お母さんのお腹から出てきた順番で、先に生まれた方が兄や姉とするという法によって現在では統一されていますが、昔は逆だったという驚きの事実もありました。しかし、法律上では区別が付けられていても、それぞれの子どもの個性を大切にして、多くの親は接していることでしょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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