いつからつける?
では、妊娠した際の体の変化はどのように始まるのでしょうか。大抵の方の場合、妊娠に気づくサインは生理が遅れていることであるかと思います。実は、そのころにはすでに不快感や吐き気が現れ始めます。おおよそ50%〜90%の方がこのような「つわり」を経験すると言われています。
妊婦さんには出掛けなければならないときもある
しかし、不快感の重さ、つらい期間は人それぞれです。少し気持ちが悪いという程度の方もいれば、寝込んでしまうほど重いつわりに悩まされる方もいます。主な症状としては、むかつきや吐き気、嘔吐(おうと)といった代表的なものから、眠くてたまらなくなったり、体がだるいと感じたりすることもあります。また、まれに「妊娠つわり(にんしんおそ)」と呼ばれる重篤な症状が出ることもあり、そのような際には病院へ行く必要があるほど深刻な場合もあります。
つわりの時期としては、一般的には妊娠して12〜16週目あたりには落ち着くと言われていますが、それよりも長くかかる人ももちろんいます。生まれてくる赤ちゃんがそれぞれ個性を持って生まれてくるように、お母さんの体調も人それぞれということでしょう。
このことから、いつからマタニティマークをつけたらよいかという質問には、「周囲の手助けが必要になったら」という回答が最も適していると思います。人それぞれのつらい時期を少しでも軽減し、赤ちゃんが安全に育まれるためには、社会全体でのサポートは欠かせません。
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配布場所は?
では、このマタニティマークはどこで手に入れたらよいのでしょうか。身近に受け取ることができる場所をご紹介いたします。
鉄道会社の窓口でもらえる
最も身近な配布場所としては鉄道会社の窓口で受け取ることができます。
やはり、妊娠している方へのアンケートでも上位に挙げられるほど、公共交通機関内での手助けは必要とされています。鉄道の窓口で配布されることは、そのような背景を考慮してのことでしょう。
駅でのもらい方
配布方法は各鉄道会社によって対応が違うようですが、まれにマタニティマークの悪用を防ぐ目的で、母子手帳の表示が求められる場合もあります。受け取りを希望する際には、最寄りの鉄道会社または窓口にて事前に必要書類や手続きに関する問い合わせを行うと確実です。
市区町村の役場等自治体
次に、市町村などの自治体が配布している場合です。
妊娠すると、妊婦さんには自治体から「母子手帳」が配られます。交付の仕方は自治体によってさまざまですが、「妊娠届出書」と呼ばれる書類を提出する点で共通しています。(「妊娠届出書」は検診を受けた医療機関で配布される場合や、自治体に直接受け取りに行く場合などがあります)この「妊娠届出書」を持って自治体の受付窓口に行くと、母子手帳が交付されます。その際に、マタニティマークも同時に配布する自治体があるようです。
おわりに
今回は、マタニティマークについて、配布場所やつけるタイミングを中心にご紹介しました。少子化が進む中、これからますます産みやすい・育てやすい環境が必要とされる時代となります。社会全体で支えあいながら、お母さんと赤ちゃんが安心して暮らせる世の中を築いていきましょう。
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29歳。A型。既婚。
2014年に入籍、現在は共働きの妻と共に妊活中。夫婦で一緒に取り組む「妊活」を広めるため、男性に知っておいてほしい妊活をはじめとした妊娠・出産に関する記事の執筆を主に担当。
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