妊娠中期頃になると性別がわかります。性別がわかると着るものや小物などをそろえはじめます。それと同時に名前もいくつか候補を挙げて考えたくなります。名字とのバランスを考えて姓名判断を依頼したり、本やインターネットを参考にしたりする方法があります。ここでは、2016年に人気のあった女の子の名前ランキングを取り上げてみました。
読み方のランキング1位は『はな』ちゃん
昨年に続き、読み方のランキング1位は『はな』ちゃんでした。今では男の子の名前にも二文字は増えましたが、昔から二文字の名前は女の子の名前によく用いられていました。読みやすさや音の響きがよく女の子らしい愛らしさを感じます。
『はな』ちゃんには43通りの漢字表記あります
読み方第1位の『はな』ちゃんは昨年は27通りの漢字表記が用いられていました。しかし、今年はなんと43通りも用いられ、漢字表記のバリエーションが豊かになったことがわかります。近頃の傾向は、読み方に合った漢字を当てはめるのではなく、その漢字の意味や字画やバランスで決められています。ですから、いわゆる「当て字」が多く、読むことが難解になってきています。
漢字を用いないひらがなの名前も人気です
女の子の名前の場合、漢字を使用せずひらがなの名前も多く見られます。1位の『はな』ちゃんはもちろん、2位の『さくら』ちゃんや3位の『ゆい』ちゃんにもひらがなの名前がありました。ひらがなですと、やわらかい優しいイメージがあります。また、姓名判断で名字とのバランスが悪くて漢字を用いなかったケースもあります。ひらがなの名前は女の子の特権ですね。
2006年の読み方ランキングは?
今から10年前の2006年の読み方のランキング1位は『はるか』ちゃんで、『みゆ』ちゃん、『ももか』ちゃんと続きます。今年のランキング1位の『はな』ちゃんは、2006年ではなんと18位で、『さくら』ちゃんが14位、『ゆい』ちゃんは6位でした。ちなみに今年のランキングでは『はるか』ちゃんは15位、『みゆ』ちゃんは21位、『ももか』ちゃんは18位でした。10年たつと順位は変動しますが20位以内にはランキングしています。
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人気の漢字ランキング1位は『花』
やはり、漢字の人気ランキングにも『花』や『菜』や『葉』などの植物をイメージしたものが用いられています。『花』の場合、「はな」と呼ばなくても「か」とも呼べるので、女の子の名前に人気のある「か」の止め字に多く用いられています。
読み方ランキングの上位に当てはまる漢字が人気
おわかりの通り、漢字の人気ランキング上位の漢字は読み方ランキングで上位の『はな』ちゃん、『さくら』ちゃん、『ゆい』ちゃんの漢字に当てはまります。2位以下は、『菜』『奈』『美』『愛』と続きます。『結』『咲』も人気です。また、昔から定着している漢字では『美』『愛』『子』で、〘女性の本性や理想をイメージしている不動のもの〙となっています。
読み方ベスト3で人気の漢字名は?
読み方1位の『はな』ちゃんの漢字名は、「花」「華」「羽那」で、2位の『さくら』ちゃんは、ひらがなで「さくら」「咲良」「桜」、3位の『ゆい』ちゃんは、「結衣」「結」「優衣」となっています。やはり、読みやすい漢字が上位を占めています。ちなみに、占め率1%以下の「巴渚(はな)」「咲空(さくら)」「結心(ゆい)」は、完全な当て字になっています。
2006年の人気の漢字ランキングは?
今から10年前の2006年の漢字ランキングでは、『愛』が上位で、『菜』は止め字に人気でした。10年前も『葵』『杏』のような花や草木などの植物に関連する名前が多い一方で、『美』『優』のような女性の華やかさや清らかな心を願うイメージの漢字は、10年とは言わずもっと前から用いられ続けている漢字です。また、漢字にもその年活躍した人に使われているものが人気です。
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高校2年と小学6年の女の子の母です。パンとお菓子作りが生きがいです。
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