流産した友達にかけてあげたい言葉
流産で辛い思いをした時に友達から送られた言葉は、彼女にとってとても励みになるはずです。ただしデリケートな話だからこそ言葉を選ぶ必要があります。以下に、流産した友達が望んでいる言葉3パターンをご紹介しましょう。
かけてあげたい言葉1:大変だったね
流産して落ち込んでいる友達にかける言葉は、シンプルな言葉で良いのです。辛い時は、この「大変だったね」という同調の言葉が一番心に沁みます。友達からすると「私の苦しみを分かってくれている」と感じ、心が救われるような気持ちになるのです。
ただし、「あなたの気持ちが分かるよ」という言葉はあまり良くありません。「あなたに何が分かるの?」と不快にさせてしまう可能性があるからです。
かけてあげたい言葉2:いつでも駆けつけるから
流産して辛いときには、誰かにそばにいて欲しいと思う人もいます。そのため仲の良い友達に「いつでも駆けつけるから」と言われると、「私には辛い時に駆けつけてくれる友達がいるんだ」「自分は1人じゃない」と感じることができ、嬉しい気持ちになります。
ただ落ち込んでいる時には「一人になりたい」と思う人もいるので、本当に駆けつけるかどうかは、友達の判断に委ねた方が良いでしょう。
かけてあげたい言葉3:話してくれてありがとう
友達に「流産した」と伝えるのは、かなり勇気がいることです。それでもあなたにそのことを伝えたと言うことは、あなたを信用している証です。そういったことも踏まえて、まずは友達に「辛かったよね。話してくれてありがとう」と伝えましょう。そうすることで友達も、「この子に話してよかった」と思ってくれます。
流産した件や、今の心情を詳しく聞きだすことはせずに、あくまで受け身でいることが大切です。
おわりに
流産することは、とても辛いことです。そのことをしっかりと理解した上で、飾らずにシンプルな言葉を掛けてあげることが大切です。メールやLINEでの報告だった場合には、友達を傷つけてします言葉が入っていないか、しっかりと文章を見直して返信するようにしましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。