妊娠中には周りの人から、いろいろなアドバイスがあると思います。そのひとつが、「今のうちに」とか「赤ちゃんが生まれる前に」やっておいた方がいいよ!というもの。でも本当に出産前にやらなければいけないことなんてあるのか、ピンとこないのではないでしょうか。そこで産後の例を交えながら、どうしてやってよかったことと言われているかをみていきましょう。
1.旅行、出産前と出産後では別物!?
赤ちゃんが生まれたら、新しい家族と一緒に旅行に行くことができますが、独身時代やカップルだったころのように、自由にくつろいだり、行きたいところに出掛けたりする旅行とは状況が違います。例えば、赤ちゃんには不意の授乳やオムツ替え、幼児になればトイレにおやつなど、常に子どもの状態に気を配りながらの旅になるのです。自由に遊ぶなら今です!
子ども連れの海外旅行で大変なこと
まず海外旅行の準備において、パスポートを作ることが意外とすんなりといきません。大人なら駅前のスピード写真や写真館、申請所の近くにある写真室で撮るだけの簡単な工程です。ところが子どもとなると座らない・怖がる・じっとしないなどが加わり、正面を向いた写真を用意することが大変な時間を要する作業になってしまうことがあります。またいざ出発しても、飛行機内で怖がれば泣かないようにすることは難しいですし、海外では現地の食事を食べてくれないことも考えられます。子どもはこういったときに、親には予測しきれない側面を徐々に表し、手を焼かせることが多々あるのです。
出産前に友達や家族との旅行を楽しみたいワケ
子連れで旅行に行こうとすると、たとえどれだけ気心知れた身近な人とであっても、向こうは気を遣わざるを得ず、自由に楽しむことはできないでしょう。やはり出産前の旅行の方が思う存分、語り・楽しみ・一緒のときを過ごすチャンスなのです。出産前なら好きに食べ歩き、好きな場所で写真も撮れるので、出産後に向けての思い出の1枚を残しておくのもいいでしょう。出産前の時間は、そんな何気ないことをできるという点で貴重なのです。
旦那さんと2人で旅行に行けるようになるのはいつ?
妊娠中に旦那さんと2人で旅行に行っておくことも大切です。出産後は子育てにおわれ、24時間子どもにつきっきりになる日々が続きます。旦那さんとたまには夫婦水入らずでゆっくりしたいと思ってもなかなかそうはいきません。もちろん子どもの成長の度合いや、周囲のサポートの状況によりますが、ある程度子どもが自立するまではそういった時間は確保できないことを覚悟しておきましょう。
合わせて読みたい
2.外食、いつでもできるような気がして
「赤ちゃんが生まれる前に、外食に行っておくと良い」とよくいわれていますが「生まれてからだって行けるじゃない」って思いませんか?もちろん確かに行けるのですが、気持ちや姿勢も違ってきます。レストランで子ども連れの人を観察してみると、イメージが沸くのではないでしょうか。早めに満喫しておくことをお勧めします。
つわりと臨月が食に与える影響は重い
妊娠初期には、つわりがはじまって吐き気をともなう胃や胸のむかつきを感じる人も多いでしょう。そうすると外でご飯を食べる気分にはなかなかなれないはずです。そして8カ月を過ぎると、今度は赤ちゃんが胃を圧迫するため少ししか食べられなくなります。だからもし妊娠中に食欲と胃腸が安定している時期があったら、そのときが外食に行くチャンスです。このチャンスを逃してしまうと、次に大人だけでの外食をセッティングするには協力者の登場を待つか、子どもの就園をむかえるころまで待つことになってしまいます。
自分の食事に集中できるようになるのはずっと先
赤ちゃんとの外食でよくあることは、抱っこひもで抱っこしたままご飯を食べるシチュエーションです。まず机とお皿との間が離れているので、赤ちゃんの頭や顔に食べものがかからないように注意して食べさせる必要があります。次に不意に動いて、赤ちゃんが周囲のものに手をかけてこぼれたり、周囲に迷惑をかけてしまわないように気を付けなければなりません。これらはすべて、自分が食事を食べている間にしなければならないのです。つまり自分がお料理の方を向いている時間より、子どもの方を向く時間の方が長くなってしまうのです。
出産前だからこそでき多人数や遠方の食事
こう考えていくと、子ども中心の生活になる前であれば、お料理と友達・家族・旦那さんの方を見て話しをしながら、多人数での外食が楽しめるということが分かります。これがどれだけありがたいことか!また子連れで友達とランチに行くにしても、赤ちゃんを抱っこしていると長時間の移動で重く感じたり、ベビーカーであっても周囲に迷惑をかけないかと気を遣いながらエレベーターを探すことになったりと、動くことがどんどんとおっくうになってくるため、楽に乗り物に乗れて遠出しやすいうちに行っておくといいでしょう。
合わせて読みたい
5歳(年中)、3歳(待機児童)、夫(ちょっと年下)と暮らしてます。在宅ライター主婦
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。