胎教はむしろママのリラックスのために
数多くの絵本の中には、実は明らかに子ども向けではなく、育児について考えたり悩んでしまったりする大人向けのものも多いのです。出産や育児は楽しみなだけではなく、不安も多くつきまとうもの。そんな妊婦さんの情緒の安定に役立つ本を読むのもとってもおすすめです。
おなかの小さな声「おなかの赤ちゃんとお話ししようよ」
まるでおなかの中にいる赤ちゃんが、自分に語りかけてくるかのような言葉がつづられている「おなかの赤ちゃんとお話ししようよ」は、まさに妊娠中に不安やプレッシャーを感じている、プレママのための絵本です。読んでいてつい涙ぐんでしまう妊婦さんも多いようです。おなかの中で赤ちゃんがこんなふうに思っていてくれるのなら、頑張ろう!ととても勇気づけられることでしょう。
母の思いにあふれる「ちいさなあなたへ」
「ちいさなあなたへ」は、母になること、母であること、その思いがシンプルな言葉の中に凝縮されているベストセラー絵本です。特に妊娠中に読めば、自分自身も母から大きな愛を受け取りながら育ったことにも改めて気づかされるはずです。母親への感謝の気持ちと、自分も同じように子どもを愛していける自信が湧いてくることでしょう。
赤ちゃんが見ている外の世界「おへそのあな」
「おへそのあな」は、なんとおなかの中にいる赤ちゃんが、ママのおへそから外の世界を見ているという設定の絵本です。もしかしたら本当にこんなふうに、おへそを通して外の世界のいろいろなことを見ていて、いろんなことを考えているのかな?と思うと、おなかの赤ちゃんの存在感がぐっとリアルになってきます。生命に感謝の気持ちがわき、読んで涙ぐんでしまう大人が続出しています。
おわりに
絵本を読み聞かせる胎教は、赤ちゃんの早期教育というよりは妊婦さんの情緒面に大きく働くものといえるかもしれません。しかし絵本の豊かな世界によって妊婦さんの気持ちが安定して子どもへの愛情が深まれば、自己肯定感が高く能力を発揮しやすい子どもに育つ可能性はきっと高くなるでしょう。赤ちゃんが生まれてからもその成長とともに、親子でたくさんの絵本を楽しんでくださいね。
ピックアップ
仕事もしながら3歳の娘の育児を頑張る高齢ママです。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。