昔は、家事は嫁がやるのが当たり前という考えが一般的でしたが、女性の社会進出が進むにつれて、家事は夫婦で分担するという考えが広がってきました。しかし、最近は家事ができない奥さんが増えているとのこと・・・。自分の奥さんが家事をできないなんて、旦那さんは少なからずショックを受けるのではないでしょうか。ここでは、家事ができない嫁が生まれる原因や対処法について、詳しくまとめてみました。
嫁が家事をしないと起こるデメリットは?
幸せな家庭を築くために結婚したはずなのに、家事ができない嫁がいると家庭にはいろいろなデメリットが生じています。まずは、嫁が家事をしないと起こることをまとめてみました。夫婦だけではなく、子どもにも影響が出ることがあるようです。
家が散らかっていて落ち着けない
家でリラックスするためには、きれいな環境が保たれていることが必要です。しかし、家事ができない嫁は掃除をしないため、家が常に散らかって汚れている状態になってしまいます。疲れて仕事から帰ってきて家が汚れていると、気分が下がってしまいますよね。もちろん自分が掃除をしても良いのですが、それが毎度のこととなると、家事ができない嫁に対して怒りや不信感が強まってくるでしょう。
体に良いまともなご飯が食べられない
毎日しなくてはいけない家事といえば、料理です。しかも1日に3食あるので嫁の料理の腕前は非常に大切です。しかし、家事ができない嫁は料理が苦手だったり、作るのが面倒だと思ってしまうので、いつも同じメニューだったりレトルトで作ったりと、まともなご飯が食べられなくなってしまいます。また外食が多くなることもあるでしょう。すると、なかなか体に良い食事が食べられず、家族の体に悪い影響が出ることも考えられます。
子どもに対して良くない影響を与える
家事ができない嫁は、子どもに対して良くない影響を与えることもあります。散らかった家で過ごしていると、それが当たり前になって片付けられない子どもに育つ恐れがありますし、洗濯をしないことで着替えがなくなって、何日も同じ服を着せることにもなりかねません。程度によってはネグレクトに近い状態になってしまうことも考えられます。もしこのような状況が見られれば、もう一人の親として何か対策を考えなくてはいけません。
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なぜ家事ができない嫁が生まれるの?
では、なぜ家事ができない嫁が生まれてしまうのでしょうか?その原因が分かれば、どう対処すべきかが見えてくるかもしれません。以下に、家事ができない嫁が生まれてしまう理由をご紹介しましょう。
実家暮らしで家事をする機会がなかった
一人暮らしの経験がなく、結婚するまで実家で暮らしていた場合は、親が食事や洗濯の面倒を全てやってくれていたため、家事の経験がほとんどないこともあります。そういった環境で育つと家事ができない嫁になる可能性があります。つまり、ただ単に経験が少なく、家事をどうやってやったら良いのかが分からない状態なのです。実家暮らしで家事ができない原因になっている場合は、やり方を教えれば家事ができる嫁になることでしょう。
夫が家事をやってくれるから甘えている
家事ができない嫁になったのは、皮肉にも夫のせいであることもあります。夫が一人暮らしが長かったり、家事が好きだったりすると一人でも家事をこなせてしまうので、「どうせ夫がやってくれる」と嫁が思い込んで家事をやらなくなってしまうのです。そのため、家事が得意でもやりすぎてしまわないように注意することが大切です。特に結婚生活を始めた当初は、二人でバランスよく家事を分担するように意識しましょう。
ストレスを抱えて家事ができないことも
家事ができないのはただ怠けているだけかと思いきや、育児、人間関係などでストレスを抱えて精神的に弱っており家事が手につかないという場合もあります。この状態では、家事をやるようにキツく言ったり、話し合いの場を設けても成果は出ず、むしろ逆効果になりかねません。もし、話しかけてもあまり笑わなかったり、理由もなく泣き出したりするような様子が見られるなら、まずは精神科などを受診するのがおすすめです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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