幼稚園や習い事のお友達関係は、子どもだけのものではありません。ママ友からのお誘いを、どうしても断れなくて悩んでいる方も多いのでは。人間関係のストレスは、度を超すと軽い鬱症状につながることもあります。気が進まないお誘いについて、角を立てない断り方を解説します。
お誘いを上手に断る三つのポイント
気が進まないママ友からのお誘いには、いくつか原因があります。
「誘ってくれた人がそもそも苦手」
「お誘いの内容が楽しくない」
「自分に用事があって都合をつけにくい」
など、原因が相手にある場合や、自分にある場合などさまざまです。その都度、対応は微妙に変化しますが、どんな場合でもここは押さえておきたい!というポイントを三つご紹介します。
うそをつかない
重要なのは、基本的にうそをつかないこと。行き当たりばったりにつくうそは、必ずボロが出ます。あとから「あれ?」ということが出てきて、人からの信頼を失いかねません。また、「うそをついた」という罪悪感は意外と重たく、心のストレスになります。誘ってくれた相手に対し、「この人が誘ったせいで私がうそをつくことになった」という逆恨みにも似た負の感情がわくこともあります。すべて本当のことを言う必要はありませんが、適当なうそをつくのはいません。「病院の予約があって」「最近疲れていてちょっと休みたいから」「大勢の集まりは苦手で」など、用事や気持ちについても伝えられる範囲で事実を伝えましょう。
ラインやメールより顔を合わせる
断りの連絡は、ラインやメールですませてしまいがち。面と向かって言いにくいという気持ちはよくわかります。でも、断りの連絡だからこそ、できるだけ顔を合わせて伝えたほうがよいのです。メールの文言は、誤解を避けようと冗長で、丁寧すぎる不自然な文章になることがあります。ラインの簡便さは気楽ですが、あっさりしすぎて相手をがっかりさせてしまうことも。どちらも、断ったときの相手の反応が見えない点が問題です。「断ったけど、どう思われたかな?」とストレスを引きずる原因にもなります。言いにくいことほど、顔を合わせて直接伝えたほうが細かいフォローを入れられます。
次の提案をする
断るときには、必ず前置きを入れます。「せっかく誘ってもらったのに悪いのだけど」「できれば都合をつけたかったのだけど」など、相手に心の準備をする猶予を作ってください。相手が誘うということは、あなたに何かしらの好意を抱いているということです。それに関しては、感謝の気持ちを示しておくと、相手も悪い気はしません。次も誘ってほしいと思うなら、さらに次の提案をすることをおすすめします。「また誘ってね」という軽い付け足しでもよいですし、「今度は私から誘うね」という積極的な提案でもよいでしょう。「どうしても気が進まないが、次は断れない」といった義理がある場合は、「自宅ではなくて外でお茶しない?」「夜は無理だけどランチはどう?」など、自分がよいと思える条件を提案してみるのもひとつの方法です。
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これはNG!嫌がられる態度三つ
お誘いを断るケースが続くと、相手もなんとなく気配を察してくれたり、ほかのママ友からの情報でわかってくれたり、特定の誘いがなくなることもあります。お互いに傷付くことなく、自然に落ち着けばよいのですが、「感じが悪い人」というレッテルを貼られるのは心外です。何気なくやってしまうNG行為に注意しましょう。
いつもドタキャン
断りたいけれど、うまく断れなくてギリギリまで判断を保留してしまう人がいます。そして結局、前日や当日になってドタキャン。これはもっともよくないパターンです。相手は、来るかもしれないと参加を想定していますし、お店を予約するような集まりだと幹事さんにも迷惑がかかります。また、「行けたら行くね」といった曖昧な返事をしたうえでのドタキャンは、「いいかげんな人」と思われても仕方がありません。本当に気が進まない場合は、早めにはっきり断りましょう。
様子見・後出し
「みんなが行くなら行こうかな」「あの人が来ないなら行く」といったように、メンバーの様子を見て判断したい場合があるかもしれません。しかし、主体性のない判断は後悔をうみがちです。様子見をしていいかげんな返事をしたり、状況が変わったら後から行くと言ってみたり、ころころと態度が変わるのは、はたから見ていても気分がいいものではありません。ましてや、誘った人は自分をないがしろにされているような気になります。
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子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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