離婚を考えた時にやるべきこと、試してみる方法
今までご紹介したような不満が爆発して、「もう耐えられない」と思った時にどんな行動をするべきなのか、適切な方法を以下にお伝えしていきます。ただ離婚が本当に一番良い方法であるとは限りません。もし離婚してしまったら、生活することさえできなくなることもあります。またきちんと話し合いをすれば、解決するような問題もあるかもしれません。離婚はあくまでも最終手段としてとっておき、まずは本音で話し合う機会を夫婦でとるようにしましょう。
第一に夫婦での話し合いをすることが重要
離婚の原因は相手との価値観のズレや性格の不一致など、本当に多岐に渡っています。不倫や暴力など明らかに原因が相手にあるという状況ではないケースであれば、話し合ってお互いの折り合いをつけ、妥協点を見つけることで解決することもあります。何も話さずに諦めてしまうのではなく一度、本音で話し合いお互いの不満をぶつけることで、新しい打開策を編み出してみてください。
夫婦で一度距離をとってみる
いきなり離婚をするのではなく、離婚前に別居生活をするのも効果的です。一人になって考える時間がないと、相手の嫌な部分が浮き彫りになりそればかりが気になってしまいます。一度ひとりになって自分のためだけに時間を使うことで冷静に自分の考えを整理することもできますし、これからについて考えるきっかけにもなるでしょう。
別居といっても自分の実家に帰るという方法もあります。また親や友人に自分の悩みを聞いてもらうということは、頭の整理には有効でしょう。大切なのは離婚した後の生活をシミュレーションすることです。
自分自身の対応を変えてみる
仲が良い夫婦とは「お互いが気持ちよく生活できるように努力をする夫婦」だと言うこともできます。相手の嫌な面ばかりが目について、相手のために寄り添っていくことができていなかったという方は、今一度自分の態度や対応を見直してみてください。例えば妻がいつもイライラしていたら、夫は本音で話すことができないかもしれません。また妻が別の男性と関係を持ってしまった場合も、実は夫の方に原因があるといった可能性もあります。
一度は永遠の愛を誓い合ったもの同士。初心に帰ってお互いのために努力し合うことも大切でしょう。子どもがいる場合は自分たちの離婚が与える影響は自分たちだけではないことも考慮し、まずは自分自身の気持ちをしっかりと整理することが大切です。
おわりに
「離婚したい」と口にするのは簡単ですが、まずは自分の気持ちをしっかりと見つめなおし、離婚後の未来を予想することで、どんな行動を起こしていくべきかについても、考えていけると良いですね。夫婦の形は人それぞれ。お互いに歩み寄りながら、それぞれの答えを見つけていくことが大切なのです。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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