子どもは一人でいいと決めている人以外は、ある程度気持ちに余裕ができたら二人目を・・・と思う人も多いことでしょう。しかし、実際に二人目を産むともなるとお金や仕事の関係で不安になることもありますよね。ここでは、多くのママが感じている不安感について、お伝えします。
二人目を産みたいママの不安とは何か
二人目を産みたいママはたくさんいますが、それでも「本当に産んで大丈夫なのだろうか?」と不安に感じている人も多いとされています。自分の家族が増えるのにどうして?と思うかもしれませんが、初産とは違う不安が二人目にはあるのです。
二人目を出産する年齢の問題で不安
二人目を産みたいけど悩んでいるママの多くが、初めての妊娠からしばらく年月が経過していることが多いです。女性は20代で出産するのと30代で出産するのとでは、妊娠中も出産後も色々な違いが多いと言われています。例えば、体力の問題や35歳を過ぎてからの妊娠は高齢出産とも呼ばれ、色々な弊害が生じることも。そういった不安感から、「もう一度妊娠・出産って可能なのだろうか?」と不安に感じるのです。
二人目でつわりがあると、上の子が不安定にならないか
二人目を妊娠するとどうしても不安なのは、上の子との関わり合いです。ある程度大きくなっている場合は別ですが、3歳程度の差であればまだまだ甘えたい時期ですし、ママっ子は多くいます。何かにつけて「ママ、ママ」と言う子もおり、そうなるとつわりで苦しんでいる姿を見せることで子どもを不安にさせないだろうか?と感じますよね。子どもは何かと繊細で、環境の変化についていけないこともあるので、不安定にならないか親としては心配してしまうこともめずらしくありません。
育てていけるのか?二人目を産んだ後のお金問題
子どもは将来の財産ですが、お金が非常にかかります。1人家族が増えるだけでもかなりのお金が必要になりますし、妊娠中も検診料金や別途必要があれば診察代が必要になることもあるのです。産後も、子ども用品や成長してからは学費や食費などが必要になるので、家庭によっては「二人目は無理かも」と不安になってしまうのです。
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二人目を産みたいママはパパの支えが不可欠
二人目を産みたいという気持ちは、ママだけでは叶いません。パパもきちんとママを支えてあげなくては、子育ては成立しないのです。しかし、何をすればいいのかわからない場合もありますよね。ここでは、パパとしてママを支えるためにできることをお伝えします。
二人目ができたら、幼稚園の送り迎えはパパも手伝う
年齢差にもよりますが2歳や3歳程度の差であれば、ママが妊娠しているときに上の子が幼稚園に通っていることが多いでしょう。幼稚園まではバスでの送迎があったとしても、停留所まで行くには産み月が近づくにつれ、大変なものになります。そのためこうした幼稚園の送迎はパパが進んで行いましょう。迎えの時間は仕事で無理だったとしても、朝は子どもと登園すれば交流もはかれて一石二鳥ですよ。
上の子が不安にならないようにサポートする
妊娠中はもちろんですが、産後もパパはサポートをしなくてはいけません。赤ちゃんのお世話でママがつきっきりの時、本当はママに甘えたいはずの上の子は我慢することになります。そんなときにパパはテレビを見ているだけとか、スマホを見ているという状態だと家族にストレスがかかってしまうので、上の子の寂しい気持ちをしっかりと父親として受け止めてあげることが大切です。そうすることによって、上の子の不安感は軽減され、妹や弟に対して優しい気持ちになれることでしょう。
パパの支えがなければ、ママがうつになる可能性も
産前産後は全てにおいて、パパの支えは必須になります。どんなに愛情豊かなママでも、二人の子供を一気に見なくてはいけないというのは非常にストレスが溜まりますし、自分を見失ってしまうこともあるのです。家事をして欲しいとか、上の子の世話をすべてして欲しいというわけではありません。ママが「これをちょっとやっておいて」ということくらいはしてあげましょう。パパのサポートがなければ、ママの心がうつ状態になる可能性もあるので、家族として支える気持ちが必要です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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