現代では、高校入学から大学卒業にかけておおよそ1000万円もの教育費がかかるとされています。学費については多くの方がよく考えているかと思いますが、気になるのはそれ以外にかかるお金のこと。一体全部でどのくらいためておけばいいのでしょうか。もちろん多いに越したことはないでしょうが、やりくりにも限界がありますよね。貯金額の目安や貯金する工夫などについてお伝えします。
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学費だけでも高いのに、それ以外に貯金?!
日本では、大学まですべて公立の学校に通った場合でもかなりの学費がかかります。「学費だけでも精いっぱいなのに、それ以外に貯金なんてできるかな」と不安に思っている方もいることでしょう。学費は奨学金制度などを利用する方法もありますから、そこまで不安になることはありませんが、やはり子どものためにできるだけの準備はしっかりしておきたいですよね。
学費以外のお金、どんなときに必要?
学費以外に必要となるお金としては、以下のようなものが考えられます。
- 衣料費
- 保険医療費
- おこづかい
- 塾や習い事の月謝
- 交通費(遠方の学校に通う場合)
- 進学に伴い寮や一人暮らしをする際の家賃・生活費
- 結婚費用
これ以外に、もし子どもが「留学したい」という場合には留学費用なども加えられます。国によって異なりますが、安く見積もっても100万円は必要になるでしょう。
結婚費用は絶対ではありませんが、余裕があれば積み立てておきたいところ。最近では、学費に加えて結婚費用も貯金ができるという学資保険も出てきています。気になる方は一度チェックしてみるとよいでしょう。
貯金は子どもの出費が増える前に始めよう
内閣府により実施された『平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査』によると、子育て費用が最もかかるようになるのは中学生のときで、未就学児の約1.5倍にもなります。これは、中学生になると部活が始まり、塾に行き始める子も小学生より多くなる影響だと考えられます。出費が多くなると貯金どころか日々のやりくりすら大変になる可能性もありますし、貯金はできるだけ出費が多くなる前にしておいた方が賢明だと言えます。
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子ども貯金、ちょっとの工夫で上手にためる
子育て中は何かとお金がかかりますよね。でも、中学3年生まで支給される児童手当には手を付けず貯金に回したり、100円玉・500円玉貯金をしたり、ちょっとした工夫をしていけばためていけるでしょう。少額であっても、貯金はできていた方が安心です。生活費などの見直しも含め、少しずつやっていきましょう。
子どもの貯金は子どもの口座に
いつも利用している自分たちの口座に、子どものための貯金も入金している方も多いかもしれません。でも、まとまったお金が入っていると、急な出費や生活費にあてるなど、気づかないうちに使ってしまうことも少なくありません。そのため、子どものための貯金は普段使っている口座ではなく、子どもの名義で作った口座にためておくことをおすすめします。
最近は犯罪防止のため、子どもの口座開設であっても「なぜ口座を開設するのか」などと銀行側から聞かれたりすることもあります。「子どものお年玉や児童手当の管理のため」などと答えれば問題はないでしょう。
児童手当も入金後早めに子どもの口座へ
「せっかく子どもの口座を開いたことだし、児童手当も子どもの口座に」としたいところですが、児童手当の入金先は基本的に子どもの口座には設定できません。児童手当が入金されたら、忘れないうちに子どもの口座に移しておくか、普段使っている口座とは別の口座を作って、そこに移すようにしましょう。こうすることで「あれ、いつの間にか使っちゃった?!」も防げますし、子どものための貯金がどれくらいあるのかも、わかりやすくなるはずです。
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台湾在住の30代。2011年日本語教師として台湾へ、2013年結婚。3歳年上の台湾人夫と猫1匹と仲良く暮らしています。2015年秋から在宅Webライターとして活動。2013年末からゆるーく妊活継続中。
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