転勤族の子どもの学校はどうなる?
転勤があって苦労するのは、夫や妻だけではありません。子どももまた負担を強いられます。転勤族の妻の中には、子どもの学校のことで苦悩している方もいます。最後に、転勤族の子どもの学校事情についてまとめました。
学校が変わることで子どもに負担がかかる
住む場所が変わると、当然学校も変わります。転校すると誰より大変なのが子どもです。仲の良かった友達と別れるのはとても辛いですし、新しい学校で人間関係をゼロから作っていくのもまた大変です。さらに、授業の仕方や内容が違うために、勉学の面で苦労することもあります。転勤族の妻はそういった子どもの負担をケアしなくてはいけません。兄弟がいる場合は、もっと面倒を見るのが大変になるでしょう。
子どもの地元や幼なじみが無くなってしまう
転勤を繰り返すことで、住む場所も友達もどんどん変わってしまうことから、子どもに地元や幼なじみが無くなってしまうのも、親としては辛いものです。大人になってから「あのときこんなことがあったよね」と幼なじみと語り合うのは楽しいですし、故郷に帰ると感慨深いものがあります。しかし、そういった経験をさせてあげられないため、しょうがないとは分かってしても子どもに申し訳なく思ってしまうこともあるでしょう。
ママ友との関係を一から築かないといけない
学校が変わって負担を強いられるのは、転勤族の妻も一緒です。学校は親が参加する行事も多く、ママ友との関わりは欠かせません。しかし、途中でクラスに入るわけですから、すでにママ友内のグループは出来上がっているので、やりづらさがあります。話しかけてくれるママがいればいいのですが、そういうことがなければ行事のたびにしんどくなってしまいますよね。
おわりに
転勤族の妻は夫の収入がある程度あるため、専業主婦になる道もあります。しかし、実際はマイホームを持てなかったり、好きなように仕事に就けなかったりと大変な面がたくさんあるのです。転勤族の妻は思ったよりも苦悩を抱えているので、夫のサポートが不可欠になりそうですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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