子どもが小さいときがためどき、と聞きつつも、なかなかできないのが貯金。子どもの年齢が上がったら保育園や幼稚園、お稽古事など、出ていくお金も増えていきがち。そう考えると早めにスタートしておきたいところです。貯金が「できない」を「できる」に変えるには、いくつかコツがあります。ここでは貯金ができるようになるためのコツをご紹介します。
貯金を「する」「継続する」ための秘訣(ひけつ)
貯金をする方法や工夫の仕方は、TVや本、ネットなどでもたくさん紹介されています。しかし、方法は知っていてもなかなか実行が難しいのも事実。また一度始めても継続が難しいことでもあります。まずは、どうしたら貯金ができるのか、つづけられるのか、確認しておきましょう。
「変わりたい」だけでは「変われない」
貯金ができないからできるに「変わる」には、まず「変わりたい」と思うことが大切なのはいうまでもありません。しかし残念ながら、思うだけでは「変われない」のもまた事実なのですよね。「できたら貯金する」ではなく、本当に貯金をするのであれば、まず「今すぐできる方法で貯金を始めてしまう」こと。
貯金ができそうだ、という条件が整ってから始めるのでは、条件が整うまではいつまでも始められないことにもなりかねません。まず先に「貯金をする」と決め、生活の中にそのための仕組みをつくってしまうことが重要です。仕組みづくりについては後ほど触れます。
貯金へのモチベーションを高く保つ秘訣(ひけつ)
やってみた、けど、つづかなかった。方法は知っているのに、できない。その原因の一つにモチベーションがあります。このような場合によくあるのは「ハッキリとした目標を立てていない」こと。旅行でも「どこか行きたいな」と思うのと「今度の夏休みに子どもと北海道新幹線に乗って函館に行きたい」と思うのとでは、実現しやすさが違います。貯金も一緒です。いつ位までに、いくら貯金したいのか、貯金の目標を立てましょう。貯金の目的をハッキリさせておくことも非常に重要です。「何のために、どうして、貯金をしたいのか」を明確にしておくと、それがモチベーションになって貯金への行動も起こしやすくなります。
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貯金できるようになるコツは「先取り」
貯金できるようになるためには、貯金のための仕組みをつくってしまうのがコツです。秘訣(ひけつ)は「先取り」。貯金分を先取りして、残ったお金でやりくりをしていきます。自動積み立てのサービスを活用するなど、貯金をする仕組みをつくってしまいましょう。
コツ1:自動的に貯金される仕組みをつくる
貯金ができる人の多くは、毎月の収入から一定の金額が自動的に貯金されるサービスを上手に活用しています。毎月の貯金額を決め、自動的に貯金用口座に入金される仕組みをつくるのです。お勤め先などで自動積立定期預金や財形貯蓄などの制度があれば、それらを活用すると便利ですね。多くの銀行でも手数料なしで毎月自動的に積み立てをしてくれるサービスがあります。わざわざ入金する手間がかからないのがポイントです。貯金の目標金額は収入のおよそ10〜15%を目安にするのが適切だといわれています。無理のない設定額で行うようにしましょう。
コツ2:支給された児童手当を貯金に回す
児童手当、総額でいくらになるかご存じでしょうか。兄弟数による違いはありますが、基本的には子ども1人につき総額で198万円が支給されます。小さい子どもがいると何かと物入りではありますが、児童手当を家計に回してしまわずに、別の口座に移すというのもおすすめです。年に3回、支給されたら別の口座に移し替え貯金します。すると、子どもが中学を卒業するときにおよそ200万円近い額の貯金ができていることになります。教育費がさらに増える高校進学の時期にまとまったお金があるのは、子どもの将来の選択肢を広げることにもつながりますね。
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メンタルコーチとwebライターの兼業をしている40代ワーママです。夫と息子との3人家族。東京生まれ東京育ちの大阪府民です。電車と食べることとヘンテコな踊りと絵本が大好きな、まもなく5歳の息子のお蔭で親として日々成長中です。息子が寝る前に習慣としてつづけてきた絵本の読み聞かせが、もうすぐ通算650冊になります。
Mme_barbon(マダムバルボン)は息子が好きだった絵本『ワニのバルボン』シリーズが由来です。
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