セカンドパートナーだからこそのデメリットも
セカンドパートナーは足りないものを満たしてくれる存在ではありますが、その関係がいつまでも揺るぎないものであるという保証は得られません。セカンドパートナーを持つデメリットについても、知っておきましょう。
配偶者の理解が得にくい可能性が高い
セカンドパートナーの存在を配偶者も同意している場合は良いですが、すべての夫婦がそうだとは言い切れません。いくらセカンドパートナーとの間に体の関係がなくても恋愛感情を持ち、お互いに信頼関係を築いているのなら配偶者側の気持ちとしては複雑です。また結婚しているにも関わらず、わざわざセカンドパートナーを持つ意味を理解してくれないケースもあるでしょう。
セカンドパートナーとの関係を維持するのが難しい
セカンドパートナーは、お互いに恋愛感情を持っている相手を選びます。そしてデートなどをしながらお互いの悩みやうれしいことを共有しながら人間としての信頼関係を築くことで、精神的に満たされる関係を維持しています。しかし恋愛感情を持っていれば、より2人の関係が深くなってしまう可能性も否めません。適度な距離を保ちながら満足感を味わうという関係を保つのは、案外難しいのです。
配偶者にバレたときのリスクが大きい
配偶者にセカンドパートナーの存在を隠していた場合、ひょんなことでセカンドパートナーのことがバレてしまうときもあるでしょう。その際に肉体関係がないことを説明しても、セカンドパートナーに恋愛感情を持っており、日常的にデートをしていること自体が「不倫」だと捉えられることがあります。最悪のケースでは離婚に発展し、子どもがいる場合は彼らの心を傷つけることも少なくありません。
おわりに
配偶者ではないけれど、心のすき間を埋めてくれるセカンドパートナー。その存在を持つことで、生活に潤いが出るなどのメリットもたくさんあります。しかし、お互いの自制心や配慮がなければ成り立たない関係でもありますので、デメリットもしっかりと理解することが大切です。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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