旦那が家事や育児をしてくれないときの対処法は?
具体的に、家事や育児に参加してくれない夫にはどう対処していったら良いのでしょうか?もう今の状態が辛いので、夫に愛想を尽かしている妻もいるかもしれませんが、少し待ってみてください。ちょっとした工夫で、夫が変わってくれる可能性もあるので、一緒に解決法を見ていきましょう。
はっきり「こうしてほしい」と伝える
今、自分が抱え込んでいる悩みや思っていることを、全て夫に伝えてしまいましょう。そのときは感情的になるとけんかのもとになるので、冷静に落ち着いたトーンで言うことが大切です。口答えされるだろうと不安になるかもしれませんが、案外夫がとすんなりと受け入れ、ごめんと謝ってくれることもあります。しかし、妻の言い分を夫が受け止めるだけで終わってしまう可能性もあるので、そのあとは具体的に、「こういう行動をとってほしい」と今後の生活のことも話し合って、夫の行動を促しましょう。
夫が行動してくれたら必ず「ありがとう」と言う
日頃から、どんな細かい行動にも感謝することが大切です。何かものを拾ってくれたときには、「ありがとう」。お風呂に先に入れてくれたときに「うれしかった」などと、すでにある夫の優しい行動に感謝するのです。感謝されてうれしくない人はいません。むしろいい気分になって、もっとできることはないかな?と考えてくれるようになるかもしれないのです。そんなときにふと、「お皿を洗ってくれない?」とか「○○の面倒ちょっと見といて」などお願い事をすると、すんなりと聞いてくれるでしょう。お互いに、ストレスフリーな良い解決策ですね。
まずは家事の一部分だけを任せる
家事の仕方がいまいち分からないという夫には、全てをいきなり任せるのではなく、一部分だけ手伝ってもらいましょう。「私がお皿の汚れを落とすから、流す方をやってくれない?」「洗濯が終わったから、ハンガーにかけられるものだけかけてくれない?」などと、あなたの工夫次第で「部分家事」は作ることができます。そうやって家事へのハードルをどんどん下げていけば、いつか全ての家事を任せることができるようになることでしょう。
おわりに
家族の一員にも関わらず、家事はしない、子どもの面倒も見ないとなると「もうこの人はいなくていいんじゃないかな・・・」とついつい思ってしまいます。しかし、夫にも手伝えない理由があるかもしれません。それを理解したうえで、理由に合わせた対処法をとり、家事を手伝ってくれる夫に少しずつ変えていきましょう。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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