円満離婚するためにはパートナーへの思いやりが大切
円満と言っても、夫婦が別れることに変わりはありません。しかし、離婚するから相手のことは一切関係ないと割り切るのも考え物です。離婚という結果に至ってしまったにせよ、過去には愛し合い、幸せな時間もあったはずです。結婚したからには離婚する時も、相手への思いやりは忘れないように心がけましょう。
パートナーに対して冷静でいよう
離婚する際は、相手の悪いところばかりが目立ち、イライラしたり、怒りたくなる時もあるかもしれません。しかし、マイナスの感情ばかり向けられては相手も辛くなるものです。
今は愛していないにしろ、話す必要があるときや離婚準備中は、主観的に考えるばかりではなく、冷静で客観的な態度でいましょう。そうすることで、離婚話がこじれる可能性も少なくなります。
会話をするときは、相手の立場を考える
離婚と相手の人格は、すべてが一緒だというわけではありません。つまり、離婚するのはお互いの考えが噛み合わなかったのであって、夫や妻の人格を無視しても良いということではないのです。そのため、離婚を決めても相手の人格に関する悪口やいやがらせなどをしないようにしてください。
1人で焦ってからまわりしないこと
離婚を決めたら、一刻も早く別れたいと感じることもあるかもしれません。しかし、結婚と同じように離婚も1人ではできませんから、相手のペースや考えも配慮しながら、2人の歩幅を合わせることが重要です。そのため、離婚をせかすような言動ばかりを取ることは避けてください。これがすれ違うと、円満離婚のはずが円満に進まない場合も多くなります。
おわりに
可能な限り離婚は避けたいですが、夫婦間で何が起こるかは誰にも分からないものです。もし離婚がお互いのためのベストな選択肢になったとしても、相手を思いやり、平和な別れ方を考えることが大切になります。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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