働き方改革の推進でテレワークの導入率も上がり、全国どこにいても仕事をすることが可能になるなど、各個人に合った新しい働き方が実現しつつあります。都心部に居住していなくても働けるとあって、田舎でのスローライフを考える方も多くなってきました。
そんな中、数多くの自治体が「お試し移住」として、田舎の暮らしが体験出来るツアーを企画し、その参加者は年々増加傾向にあると言われています。ここでは、この企画はどういうことが体験出来るのかなどについて、解説します。
お試し移住はどんなもの？どんな人が向いているの？
「移住を考えているけれど、中々踏み出せない」という方におすすめしたいのが、お試し移住です。各地方自治体が移住を推進している取り組みで、観光などではなく、実際にその土地の住宅を借りて生活を体験するものです。このお試し移住はどのような人が利用すると良いでしょうか？次にいくつか項目を上げますので、ご自身が当てはまるか確認してみてくださいね。
移住はしたいけれど、どこに住むか決まってない人
移住すると言っても、どこに移住するか決まってないと言う方は、お試し移住をすることをおすすめします。観光とその土地に実際に住むことは感じ方も違い、新たな魅力に気付くきっかけになるのかもしれません。また住んでしまうと後戻りができませんから、吟味するという意味でも、複数の土地にお試し移住をすると良いでしょう。
お試し移住は当日で完結するものから、土日祝などを利用して体験出来るものまで様々です。ご自身の都合に合わせて選んでください。
移住したい場所がすでに決まっている人
すでに移住したい場所が決まっている場合にも、お試し移住をした方が良いでしょう。なぜなら本当にその土地で良いのかどうかを再度確認する必要があるからです。お試し移住をすると、現地の人からその土地の詳しい話を聞くことが出来ますので、移住の決めてに、あるいは移住を考え直すことも可能です。また、実際に自分の目で見て感じる方が、ホームページなどで見るよりも実際に住んだ時のイメージがつきやすいと言えます。
移住したい場所のことをもっと知りたい人
その土地のことを知らずに移住することはおすすめ出来ませんので、移住したい場所がある場合には、情報収集の意味でもお試し移住をすることをおすすめします。実際に移住した方から話が聞ける機会を設けているところもありますので、参考に出来る点が多くあると思いますよ。
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実際にお試し移住のツアーに参加してみよう
「お試し移住をしてみたい」と思う方は、ぜひツアーに参加するのがおすすめです。お試し移住ではどのような体験が出来て、どういった情報が得られるのかを具体的にご紹介しますので、目的の自治体のツアーにも組み込まれているか確認するときの参考にもしてみてくださいね。
移住先の実態が聞ける！先輩移住者との交流会
先輩移住者、あるいは現地の方から話を聞くことが出来ます。先に移住している方の話は貴重ですし、自分自身が移住するにあたっても参考になる点は多くありますので、大変良い機会なのではないでしょうか？また昔から居住されている現地の方からの話は、その土地の風土なども詳しく聞けますので、参加者がその土地についてイメージしやすくなると思われます。
田植えや野菜の収穫など・いろいろな体験教室
ツアーでは、その土地の産業などを体験出来る企画が設けられています。例えば秋田県鹿角市では、特産品である「かづの北限の桃」の収穫体験が出来ます。このような体験を通して特産物などの特色を知ることで、その地域への理解を深めることが出来ますよね。
また現地の人と共に作業をすることは、その土地の人柄を見ることが出来る良い機会ですので、積極的に参加してみると良いでしょう。
古民家に泊まれることもある？宿泊体験
ツアーの中には、古民家に宿泊出来るプログラムもあるようです。「古民家はノスタルジックで温かみがあって・・・」などと良いイメージが浮かぶ方も多いかもしれませんが、実は特に女性が苦手な虫の問題や都会に並ぶ一軒家のように便利でない造りも多く、リノベーションが必須事項となることもあります。そのため、古民家を重視している方は、実際に宿泊してみると良いかもしれませんね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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