パワーカップルの住宅状況は?
世帯年収が1500万円以上と高収入なパワーカップルですが、ニッセイ基礎研究所の記事では、実はパワーカップルの妻の持ち家率は74%という統計が出ています。そのうち、約4割は、戸建て住宅ではなく、マンションを購入しているようです。
共働きのため、利便性重視
パワーカップルは、夫婦ともにフルタイムで働いている世帯です。さらに、子どもがいる世帯も過半数ですから、家事以外に、育児、保育園の送迎などにも時間を取られがち。そのため、パワーカップルが住宅購入を検討するときには、利便性を重視して、郊外の一戸建てよりも、通勤に便利な都心のマンションなどを選んでいる世帯が多いようです。
持ち家よりも資産重視
夫婦ともにフルタイムで働き、収入はしっかりあるのに、持ち家を持たない代わりに何を持っているのかというと、金融資産を多く持っている夫婦が多いようです。パワーカップルの妻のいる世帯の約3割が、5000万円以上の金融資産を持っており、持ち家があることをステータスとするのではなく、金融資産を持つことを優先しているようです。持ち家率と経済的余裕は必ずしも比例しないという見解が出ています。
家事や育児の外注も
パワーカップル世帯では、夫だけでなく妻もフルタイムで働いて高年収を得ているわけですから、家事や育児を夫婦ですべてこなすことは時間的に難しいです。そのため、家事や育児を外注している家庭も多いようです。最近、テレビでも家政婦さんによる短時間多品目の作り置き料理が話題ですよね。他にも、時間外保育のためにベビーシッターを利用するなど、家事代行サービスを利用しています。最初に紹介した”購買力のある”というのは、このような家事代行サービスなどについての購買力も指しています。
おわりに
パワーカップルとは、都心で子育てをしながら夫婦ともにフルタイムで働く高収入世帯のことを指すということ、また、夫婦ともに高収入を実現するために、家事や通勤に使う時間を”買う”ことになり、それらについても購買力があるといわれていることがわかりました。パワーカップルの場合は、夫婦のどちらかが病気、失業してしまった場合でも、片方が支えることができるので非常に安定感があるといえるでしょう。
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40代前半。15年間の義両親同居のモラハラ生活を経て離婚、現在は15歳の長男と10歳の次男と3人で暮らしています。子どもたちにはそれぞれ特徴のちがう発達障害があります。離婚後、保育士資格を取得し、いかに自立していくかを模索中です。
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