妻は三歩下がってついてくる…そんな夫婦のあり方はもう古い!?ここ数年は亭主関白やかかあ天下より、「友達夫婦」を理想とする人が多数派です。夫婦間で上下をつけず、友達のように仲良く過ごす。結婚後もずっとこんな関係でいられたらすてきですよね。今回は友達夫婦の実態やメリット、そして夫婦円満になるためのコツをご紹介します!
理想の夫婦像1位は「友達夫婦」
博報堂が実施した調査によると、理想の夫婦像は男女ともに「友達夫婦」が第1位でした。夫の64・9%、妻の79・5%が友達のような夫婦がいいと回答。これまでおなじみだった「亭主関白」「かかあ天下」を理想とする人の割合は2割に満たない結果です。
友達夫婦が理想だとして…現実はどうなのでしょうか?マクロミルが現代夫婦の関係をまとめたこんな資料もあります。夫婦仲に満足している人の割合は62%。「理想の関係を築けている」42・1%、「十分にコミュニケーションが取れている」56・0%と、夫婦仲の良さが伺える結果。
受け止め方は人それぞれでしょうが、「友達夫婦」は理想の夫婦像として定着してきています。そしてその理想を現実に実践できている、仲のいいご夫婦も珍しくありません。
夫・妻との関係
友達夫婦はどんなもの?特徴三つ
夫と妻、どちらが上ということではなく友達のように寄り添う夫婦。友達夫婦の主な特徴は次の三つです。
(1)コミュニケーションが密
普段から会話が多く、思ったことを言い合える関係。平日の仕事中・育児中でもこまめにメールや電話のやり取りをするご夫婦も。
(2)一緒に行動する
休日は必ず一緒。そして共に過ごす時間を心から楽しんでいるのが友達夫婦です。
(3)支え合っている
自分の苦手なことや短所をさらけ出せる関係だから、家事育児でも補い合うことができます。
なお、20代~70代以上を対象にした国立研究所の調査では、若い世代ほど夫婦で一緒に行動したり、悩み事を相談したり、といった行動が見られたそうです。昔はといえば、「夫は黙って外で稼いでくる」「家のことは妻の勤め」といわれることもありました。友達夫婦はさまざまなことで助け合い、まさに二人三脚で家庭を築いていくのです。
合わせて読みたい
友達夫婦のここがいい!メリットと体験談
夫婦のライフスタイルは家庭によって違いますよね。旦那さんが主導権を握る家庭、あるいは、妻が決定権を持っている家庭。これらが悪いわけではありません。決してどれが正解というわけではありませんが、友達夫婦にはさまざまな“いい面”があります。友達夫婦のメリットや体験談を見ていきましょう。
友達夫婦の魅力とは?明るい家庭に!
夫婦が対等な、友達のような関係を築くメリットとして、次の三つがあります。
すれ違いによるトラブルが少ない
コミュニケーションが密なので、伝達ミスや言葉足らずでけんかに発展することが少ないそうです。
お互いの苦手分野を補える
頼ったり頼られたり、どちらにしても心地よいのが友達夫婦です。長い人生、一人ではできないことも2人ならできる!という場面もあるでしょう。
子どもも含めて明るい家庭を築ける
夫婦仲は子どもの自尊心や生涯通じてのライフプランにも影響するともいわれています。夫婦仲が良好で、風通しのいい家庭に育つのは子どもにとっても幸せなことですよね。
あるある!友達夫婦のエピソード
ネットリサーチとママ友の口コミから浮かび上がった、友達夫婦あるあるをご紹介します
夫=一番の話し相手
「気楽になんでも話せる」「一番の相談相手は夫(妻)」「くだらない話に笑ってくれる」
夫=趣味仲間
「共通の趣味があるので休日も一緒」「趣味の話題で盛り上がれる」
夫=日々の癒やし
「一緒にいて安らげる」「心が落ち着く」「疲れたときに笑わせてくれる」
ちなみに筆者もママ友たちにリサーチしてみました。すると平日の日中、夫からメールや電話をもらうのが習慣になっている、という奥さまが何人かいたのです。その内容はというと、「今日は会社でこんなことがあった」「週末はあそこに行きたい」など。「帰宅してから言えばいいのに!」「大した内容じゃないのに連絡してくるの」とは妻の声。でも奥さん、口ではそう言うけど…とっても幸せそうですよ?と筆者は思ったのでした。はた目から見ても友達夫婦とは、すてきなものです。
合わせて読みたい
30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。