「マザコン」というと男性の話に思われがちですが、近年では女性のマザコン問題が取りざたされています。結婚後も実家の母にベッタリの嫁たち。特に、出産を機に実家の母と急接近する女性も多いといわれています。マザコン嫁にはどのように対処すればよいのでしょうか?今回は、マザコン嫁にお悩みの人必見!マザコン嫁の実態と、効果的な対処法をご紹介します。
夫より嫁がマザコン?マザコン嫁とは
マザコンというと男性がなるものだと思われがちです。しかし、中には女性がマザコンになるケースもあります。結婚して嫁に行っても実家の母にベッタリ。親子でいつも行動を共にしている姿は「ピーナツ親子」と呼ばれることもあります。マザコン嫁の実態を見ていきましょう。
過半数がママ依存!?母娘の実態
20代・30代女性を対象にした調査によると、「母親に依存していると感じることはありますか?」という質問に対し、46・9%の女性が「ある」と回答。大人になっても家事や育児などで母親を頼る女性が少なくありません。
さらに、島根県福祉保健部が3000人のママたちを対象にした別の調査では、産後の相談相手は誰かという質問に対して、「自分の親」と回答した人が最も多かったと報告されています。その数、全体の82・3%。第2位は「夫」で、78・0%です。全国規模の調査ではないものの、夫より自分の親に相談する妻が多いとは、衝撃の事実ですね。
産後に本領発揮?マザコン嫁の問題点
母娘関係が良好なことは、悪いことではありません。妻の母娘関係について、結婚前や新婚当初はさほど気にしていなかった男性も多いことでしょう。一体マザコン嫁の何がいけないのでしょうか。マザコン嫁の問題点として次のようなポイントが挙げられます。
- 妻が夫との予定より自分の母親との予定を優先させる
- 妻が母親の意見に従い、夫の意見を聞き入れない
- 家事や育児に妻の母親が介入する
- 妻の母親がいないと家事・育児が成り立たず、夫婦として自立できない
上記以外にも、「家に妻の母親が入り浸る」「妻の母親が過干渉でストレスがたまっている」などなど。マザコン嫁に悩む男性は後を絶ちません。嫁のマザコンが原因で夫婦仲が険悪になってしまう恐れもあります。夫婦の間に大きな溝ができる前に、対処したいものですね。
合わせて読みたい
パパにおすすめ!マザコン嫁への対処法三選
大人のマザコンは治らない、というイメージがあるかもしれません。しかし妻のマザコンぶりに、我慢を重ねてばかりでは、疲れてしまいますよね。治らないと決めつける前に、お互いが歩み寄って関係を修復することが大切です。夫婦の愛が冷め切る前に、ぜひ次の対処法を実践してみてください。
対処法(1)家事・育児をサポートする
妻が出産を機にマザコンになった場合は、家事・育児の忙しさが原因だと考えられます。慣れない子育てのサポート役として、自分の母親を頼っているうちに、依存してしまう女性が少なくありません。
このようなケースでは、家事・育児の分担について夫婦でよく話し合うことが大切です。妻がどのようなことで自分の母親を頼っているか知ったうえで、夫がその役目を買って出ることが、解消の第一歩です。
また、物理的な忙しさが問題であれば、新たな家電を導入して家事の手間を省くなども一案です。お掃除ロボット、食器洗い乾燥機、乾燥機付き洗濯機など。費用はかかりますが、家事を劇的に改善するきっかけになるかもしれませんよ。
対処法(2)妻の相談相手になる
妻が自分の母親に対して、精神的に依存している場合もあります。このようなケースでは、物理的に頼っているケースに比べて、改善に時間がかかります。妻にとって母親は心のよりどころであり、第三者が「やめて」といったところで、態度を改めることは難しいでしょう。
精神的な依存度が高いマザコン嫁への対処法は、夫が妻の心に寄り添うことが大切です。妻の話に耳を傾け、夫婦の信頼関係を深めていきましょう。妻の話に適当な相づちをうったり、後回しにしたりしている人は要注意ですよ。
対処法(3)嫌なことにはNOという
客観的に見れば明らかにマザコンであっても、当の本人は気づいていないケースもあります。夫婦であっても自分の親との付き合い方や価値観は異なる場合もあります。本人としてはあくまで標準的な親子関係だと思っている可能性もあります。自覚症状が薄いマザコン嫁に対しては、夫が自分の意見を伝えることが大切です。妻の母親が頻繁に訪問してきたり、育児に関して口出ししてきたり・・・・こういった行動を不快に思っている場合は、正直に伝えましょう。
合わせて読みたい
30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。