入院準備と記録媒体のチェックをしておきましょう
入院手続きから食事の準備まで万端に
出産は平均12〜16時間はかかるという長丁場です。妻が出産に専念できるように、入院手続きは夫が全て行うと思っておきましょう。できれば、事前の入院準備も夫婦で確認して共有しておくことが大切です。
わが子の誕生間近で興奮し、ペース配分を考えないまま動いていると最初の数時間でエネルギー切れになってしまいます。自分はサポートする立場だということを忘れず、冷静にペース配分を意識しておくことが大切です。
また、陣痛の痛みで苦しんでいる時に、夫が何度も病室を出入りしていると妻は気になって出産に集中できません。汗を拭いてあげるタオルやうちわ、喉が渇いた時のための飲み物は事前に準備しておきましょう。病院は付き添う夫の食事は用意してくれないことが多いため、事前に買ってから病院に向かうと安心です。
ビデオ・カメラのバッテリーは余裕を持って
ビデオやカメラなどの記録に残したい人は、充電やメモリの準備をしておきます。思った以上に長引いてしまって、最後にバッテリー切れということになると残念なことになります。予備のバッテリーも忘れずに持って行きましょう。
必要なものがすぐに取り出せるように、入院グッズと一緒にスタンバイしておくといいでしょう。
立ち会い出産をすると決めたら、なるべく早い段階で職場の上司や同僚に報告しておきます。周囲に迷惑をかけないように、予定日が近くなったら仕事のスケジュールを調整しておく必要があります。早退や休みは出産日だけなのか、出産後数日は休暇希望を出すのか、上司に相談しながらスケジュールを組んでおきます。
おわりに
立ち会い出産で最も重要な夫の役割は妻のサポートです。出産の流れを理解し、いざという時に慌てないよう準備して心構えをしておくことが大切です。職場のスケジュール調整、入院グッズの準備はもちろん、陣痛に苦しむ妻のマッサージや呼吸法を事前に練習しておきます。
入念な準備をして、それでも予定通りにいかないのが出産です。何度も妻と話し合い、シミュレーションしておくことで、夫婦で後悔しない立ち会い出産に臨みましょう。
ピックアップ
29歳。A型。既婚。
2014年に入籍、現在は共働きの妻と共に妊活中。夫婦で一緒に取り組む「妊活」を広めるため、男性に知っておいてほしい妊活をはじめとした妊娠・出産に関する記事の執筆を主に担当。
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