日本のおもちゃの安全性を高める制度としてSTマークというものが存在するのを知っていましたか?STマークは安全基準を満たしているおもちゃだけに付けられるもの。ここではSTマークが付いているおもちゃはどう安全なのか、安全なおもちゃの遊び方などを紹介していきます。ぜひ、参考にしてください。
STマークとは?
日本産のおもちゃにはSTマークというものがあります。これは日本のおもちゃ協会が「日本で子どもたちが安全に安心して遊べるおもちゃ販売する」事を目的として定めた基準です。その基準を満たしたものだけがこのSTマークを付ける事ができます。STマークの基準とはどういうものなのでしょうか。
(1)見た目、丈夫な作りであるか
小さな子どもに複雑な部品があるおもちゃは誤飲の危険がありふさわしくありません。乳幼児の事故で一番多いものは誤飲です。そして、脆(もろ)く壊れやすいものも同じ事が問題になるといえます。そのように、見た目や丈夫な作りであるかをチェックしてあるのもSTマークが付く基準です。
(2)可燃性の安全性
おもちゃは子どもの一番近くにあるものです。そのおもちゃには洋服のように着て遊ぶものやお人形、かぶり物など身につけて遊ぶものも多くあります。そのため、可燃性がないかのチェックも重要です。子どもの命に関わるものなので基準は厳しく設定されています。
(3)有害なものが含まれていないか
おもちゃを口に入れてしまったとき、なめたときなどに、溶けだしてしまった成分に「危険なもの」「体に有害なもの」が含まれていたら、子どもの健康を脅かしかねません。そのためにも、有害なものが使われてないか細かい検査が必要となります。
損害賠償保障がある
万が一、STマークが付いているおもちゃが原因で事故等が起きた場合のために、損害賠償保障制度が設定されています。保障が利くという作り手側の責任が明確にしてある事で、安心できて遊べるおもちゃであるという事を証明しているのです。
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おもちゃの選び方
子どものおもちゃに「STマーク」が付いていれば安心できるという事が分かりました。では、他に注意すべき点は何があるでしょうか。子どもが楽しく遊べ、親が安心して与えられるおもちゃの基準を見ていきたいと思います。
月齢に合わせたもの
まずは、月齢に合わせたおもちゃで遊ばせましょう。子どもの発育はとても速いスピードで進んでいきます。その適応時期に合わせたおもちゃを与える事で、安全にかつ楽しく遊ぶ事ができます。
知育玩具で発達を促進
知育玩具は脳に刺激を与え、子どもの発育を促すといわれています。遊びの中で自ら考える力が身に付き、工夫する力や感性が磨かれることでしょう。ただし、「これで遊んで頭をよくしたい!」という親の思いを押し付けない事も大切です。
CEマークは欧州連合(EU)基準
STマーク以外にも「CEマーク」というものもあります。STマークは日本のおもちゃの基準ですが、このCEマークとはEU各国で統一されたおもちゃの安全基準です。ヨーロッパ製品のおもちゃの購入を考えているときにこのマークがあれば基準に適応しているものと考える事ができます。海外でも安全なおもちゃを子どもたちに使わせたいと、積極的な取り組みが広く行われているのです。
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年下旦那とのんびり男の子三兄弟(長男10才次男5才三男0才)の子育て中です。「ドタバタの毎日も楽しむ」をモットーに!!3人いれば3色の色が出るオリジナルの教育方針を実践中。育児のかたわらフリーライターとして、妊娠、出産、育児、教育、夫婦問題、を中心に執筆活動中です。
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