子育て中のママは大忙し。毎日息をつく暇もなく、家事や仕事に追われていませんか?多くの人がこなしている母親業ですが、いざ自分がその立場になってみると、その大変さがよくわかります。自分を育ててくれた母に対して、そして子育て真最中の自分に対して、「母は偉大!」と感じる瞬間がたくさんありますよね。今回はその代表的なものを七つ、厳選してご紹介します!
この記事のもくじ - 項目をクリックで該当箇所へ
母は偉大!壮絶な妊娠・出産体験
妊娠・出産はまさに母の偉大さを感じる瞬間です。赤ちゃんをおなかに宿した瞬間から、ママたちの育児人生がスタートします。妊娠・出産はママの肉体と精神に負担をかける、一大イベントです。まだまだ、ほんの序章・・・と侮れない苦労がありますよね。
母は偉大だと思った瞬間(1)妊娠
妊娠がわかった瞬間はうれしいものです。中には妊活や不妊治療を経て、やっと妊娠に至った人もいることでしょう。喜びもつかの間、妊娠初期症状である、つわりがスタート。気分が悪い日が続き、体重減少も心配です。
さらに、妊娠前期を通じて「切迫流産」と「切迫早産」のリスクがあるため、ささいな体調の変化に敏感になってしまいますよね。妊娠後期はおなかが張りや胎動のせいで睡眠不足に陥るママも。「つわりや妊娠は病気じゃない」といわれますが、10カ月もの間、体調不良に耐え、おなかの赤ちゃんを守るママは偉大としかいえません!
母は偉大だと思った瞬間(2)出産
いよいよ出産。お産の痛みは「スイカを鼻の穴から出すような」痛みだと表現されることがありますが、「それ以上」と感じたママも多いですよね。初産婦の場合、標準的な分娩時間は11時間~15時間。この間、陣痛による激痛が一定間隔で訪れるため、「ずっと叫んでいた」という人も多数。子宮口が開き、赤ちゃんが出てくる瞬間は、大絶叫。壮絶な痛みがママを襲います。
一方、帝王切開のママは分娩終了後が痛みの本番。患部の痛みと後陣痛の痛みで、動くことすらままならない状態。痛みが治まるまで1週間程度かかる人は「一体いつになったら楽になるの・・・」と思ってしまいますよね。命がけで出産という偉業を成し遂げたママに、拍手!
合わせて読みたい
子育ては涙の連続?育児に奮闘するママたち
記念すべき赤ちゃんの誕生。いよいよ、子育ての本番です。あれだけ大変な妊娠・出産を乗り越えたのだから、何があっても大丈夫といいたい所ですが、ママを待ち受けるのは、ジェットコースターに乗るようなハプニングの連続。赤ちゃんの誕生によって、ママは平穏な日々に別れを告げることとなります。
母は偉大だと思った瞬間(3)授乳
ママを待ち受ける最初の難関。授乳問題。産まれたての赤ちゃんはまだ、おっぱいを上手に飲めません。赤ちゃんが吸い付くまでに時間がかかり、いざ飲み始めたら乳頭に刺激が加わり、歯を食いしばるような激痛!やっと終わったと思ったら、もう泣きだす赤ちゃん。「こっちが泣きたいよ!」と思ってしまいますよね。
夜間も授乳があるため、ママは深夜に何度も起きなければなりません。「昨日は3時間もまとめて寝てくれた!」と喜ぶ自分の姿、妊娠中に想像できましたか?寝る間も惜しんで授乳するママは偉大です!
母は偉大だと思った瞬間(4)育児
1日中、ひたすら授乳と寝かしつけを繰り返していた生活も、赤ちゃんの成長とともにリズムが変わっていきます。赤ちゃんが動き始めるとさぁ大変!目に入るものに手を伸ばしたり口に入れたり・・・「危ない!」と叫ぶことも、1回や2回じゃ済みません。まさに「目が離せない」時期に突入です。
さらに1歳前後から始まる「夜泣き」や「後追い」、2歳前後には「イヤイヤ期」に突入する子も。育児中は「これまでで一番の苦労」が、日々アップデートされていきます。ママの奮闘ぶりに脱帽!
合わせて読みたい
育児だけじゃない!マルチに活躍するママ
育児の苦労は並々ならぬものです。しかし、女性は育児だけでなく、仕事や親せきづきあいなど複数のことを同時にこなさなければなりません。その頭の中で複数のタスクを同時進行させる能力には、目を見張るものがあります。
母は偉大だと思った瞬間(5)仕事
現代では共働きの世帯が多く、厚生労働省の調査によると2016年時点でおよそ6割の世帯が共働きだと報告されています。
働ける時間に限りがあるママたちは、限られた時間内に仕事を終えるために、オフィスでは大忙し。保育園のお迎えに間に合わせるべく、猛スピードで仕事をこなしています。その処理能力の高さが評価され、産後の女性を積極的に登用する企業も増えています。少子高齢化が進み、労働人口の減少が心配される時代、働くママたちは貴重な労働力。仕事と育児を両立するママは立派です!
母は偉大だと思った瞬間(6)親せきづきあい
子どもができると親せきづきあいの機会は一気に増えますよね。お宮参り、お食い初め、初節句など、子どもに関わるイベントは次から次へと訪れます。両家の両親を招いて食事をしたり、親せきの家へ挨拶に出向いたりと、お付き合いには手間暇がかかります。
特に専業主婦の場合、「仕事で忙しい」と言って断れないため、親せきから無理なお願いをされてしまうこともあるでしょう。家庭では目が回るような忙しさでありながら、親せきにも気を配るのは大変なことです。自分の母親の立ち振る舞いを思い出し、改めて「母は偉大だった」と感じることも多いですよね。
母は偉大だと思った瞬間(7)女性として
ママは母親である前に、一人の女性です。育児疲れでつい、身だしなみがおろそかになり、鏡を見て落ち込んでしまう・・・こんな経験はないでしょうか。また、子どもが0歳児のうちは1日24時間、育児にかかりきりで、社会から取り残されたような焦りを感じるママもいます。
常に家族を優先しながらも、自分の外見・内面に関することも、きちんとしたい。そんな思いから、自分磨きや自己啓発に取り組むママが少なくありません。育児をしながら、一人の女性としても輝くママは、まさに偉大な存在です!
おわりに
子どもを産み、育てることは太古の昔から行われてきた営みです。しかし出産や育児は、決して予定調和にはいきません。たくさんの苦労を乗り越えて、日々奮闘するママは偉大です。ぜひ家族だけでなく、時には自分のこともいたわって、子育てを楽しんでいきましょう!
ピックアップ
30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。