妊娠・出産はとても喜ばしいことであり、出産報告は周囲にとってうれしく明るいニュースになるでしょう。妊娠中から見守ってくれた家族はもちろん、職場の方や友人へしっかりと報告をしなければなりませんが、報告の仕方は相手に合わせてマナーを守り、正しい報告をすることが大切です。一歩誤れば、相手を不快にしてしまうかもしれません。今回は出産報告の正しいマナーや注意点についてご紹介します。
誰から知らせるべきか?出産報告の正しい順番
出産報告は、知らせるタイミングや順番・伝え方など、相手への配慮が大切です。仲がよい友人や同僚など、日頃関わる機会が多く親しい人からお知らせしたいという気持ちになりがちですが、正しい順序を守りましょう。
出産報告は「親・親族」が最優先!
一般的には親への報告が最優先ですが、陣痛が来た段階から出産に至るまでの間に駆け付けている場合も多いかもしれませんね。両親が遠方にいてすぐには来られない場合には、赤ちゃんが生まれたらなるべく早めに連絡を入れるようにしましょう。この際、夫婦どちらかの親には連絡が漏れているということがない様、双方の親にしっかりと報告を入れることが前提です。あわせて、兄弟姉妹へも報告できるといいですね。また、身内の中でも親戚や祖父母等、距離のある関係性である場合はある程度、状況が落ち着いてからでもよいでしょう。
職場への報告はまず「上司」から
職場の上司・同僚への報告は、出生届を提出するまでの間で、なるべく早く知らせておいた方がよいでしょう。この場合も親しい同僚から報告したくなりますが、順番は上司が先です。職場への報告が早く済んでいると、出産関連の書類の準備がスムーズに整い、手当の申請等の手続きが効率よく行えます。職場への報告は期間をあけず、早い段階で済ませましょう。
友人への出産報告「同じタイミング」で平等に!
友人・知人への出産報告は、報告するタイミングに注意しましょう。人によって報告のタイミングが大きくずれてしまうと、共通の友人同士で知るタイミングがずれ、気まずくなってしまう場合もあるからです。また、あまり頻繁に連絡を取り合う程の関係ではない知人や保育園のママ友等は、会った時に伝える程度という場合も多い様ですが、できるだけ平等な対応を心がけましょう。
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出産報告はメール?電話?正しい報告の仕方
近年は会員制交流サイト(SNS)を使って出産報告をする人が多く見られる様になりましたが、妊娠中から見守ってくれた友人や職場の上司には、直接報告をすべきです。SNSに投稿するのみで報告を終わらせてしまうのではなく、日頃からの感謝を込め、なるべく個別に報告をしましょう。
「親しい友人」への出産報告の仕方
仲のよい友人へ向けた出産報告はメールの他、FacebookやLINE等のSNSを使う方が多いのではないでしょうか。親しい間柄であれば普段から使用している連絡ツールでまず報告をするのが一般的といえます。内容は出産報告に加え、感謝の気持ちや「これからもよろしく」という気持ちを添えることができれば今後も良好な関係を築けそうですね。
【親しい友人への文例】
「◯月◯日に◯◯◯◯グラムの元気な(男の子、女の子)が生まれました。これからも親子ともどもよろしくお願いします!」
「◯月◯日に◯◯◯◯グラムの元気な(男の子、女の子)出産しました。母子ともに元気です。今後は親子でお世話になります。」
「上司」「お世話になった方」への報告の仕方
職場の上司やお世話になった目上の方などへ出産を報告する場合、基本的には「はがき」もしくは「メール」が無難です。内容は、出産報告にあわせて休職中の感謝の気持ちもあわせて伝えるようにしましょう。また、「電話」を使って口頭で伝えるという方法もあります。ただし、電話の場合は忙しい時間帯や休憩時間は割けるよう注意が必要です。
【上司への文例】
「ご無沙汰しております。◯◯でございます。◯月◯日に無事に(男の子、女の子)を出産いたしました。母子ともに元気にしております。しばらくはご迷惑をおかけすることになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。まずは取り急ぎ出産のご報告を申し上げます。」
「ご無沙汰しております。◯◯でございます。この度は出産により長い間お休みをいただき感謝しております。◯月◯日に無事(男の子、女の子)を出産いたしました。おかげさまで母子ともに元気です。このまま産後休暇をいただくためご迷惑をおかけしますが、これからもどうぞよろしくお願いします。」
「あまり親しくない友人・知人」への報告の仕方
普段はあまり連絡を取ることがなく、それほど親しいとはいえない友人・知人に関しては、SNSを通じて報告するのみという場合も多いといえます。あわせて相手の立場や関係性によっては「はがき」を使って報告するのがよいでしょう。出産の時期に応じて「年賀状」や「暑中見舞い」などのタイミングを利用して出産報告をするのもおすすめです。
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20代後半のコンサル系OL。キャリアアップを目標にしながらも結婚や出産、子育てに対する興味関心は高め。将来のお勉強の意味も込めて、子育てに関する耳寄り情報を皆さんにお伝えできればと思います。
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