妊娠、出産という大仕事を終えたママが直面するのが育児ですね。慣れない子育てに戸惑いますが、かわいいわが子を目の前にすると頑張れるのですから不思議なものです。子どもは夫婦の宝物ですね。本来ならばパパもママも平等に育児に参加するべきです、しかし、育児に割く時間は圧倒的に女性が多い現実があります。そして、そのほとんどの女性が育児中に孤独を感じているのです。子育ての中の問題点は何があるのでしょうか?さらに、なぜママは育児中に孤独を感じるのか、真実に迫りたいと思います。
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男女の育児意識には大きな隔たり
子育ては夫婦の共同作業です。しかし、男性と女性は育児への取り組み方や考え方が違う場合があります。ここでは、その問題点をひも解いていきます。
パパの育児参加は自由
男女の育児意識には大きな差があります。パパは育児に積極的に参加してもしなくても日常生活に支障をきたす事はありません。それは、ママがしなくて済むように働いているからです。その事に気が付く男性は少なく、当たり前の事と受け止めている事が男性と女性の育児に対する考え方の違い生み出す問題点なのであります。女性の頑張りはいつも陰に隠れているのです。
疲れても休めない
ママは疲れていても休めません。体力勝負の育児は疲れが出やすく、少し横になりたいと思っても、ママの代わりは誰もできず休めないのです。家族のために日々、家事や育児を頑張りますが、自分の事より家族を優先して考えてしまう事が多くあります。そのため、自分だけ頑張っているように思い、孤独を感じるのです。それと同時に、ねぎらいの言葉を期待しています。たった一言のありがとうの言葉で救われるのです。
一日中子どものお世話
一日中子どものお世話をし、他の大人との関わりがない事もママの孤独感を深めます。話し相手が子どもしかいない事で、外の世界に出られず、孤立しているのではないかと思いむなしさを感じるのです。パパが話す同僚や上司の愚痴ですら、うらやましいと思い気分が沈んで悲しくなってしまう事もあります。そんなときは外出などをして、気分転換する事が大切です。
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核家族化がもたらす問題点
ひと昔前は3世代同居も普通の事で、子育てに関しても家族で助け合う事は当たり前でした。しかし、今は核家族が主流となり、さらなる子育てへの問題点が浮き彫りになってきたのです。
誰かに頼れない
現代は核家族化が問題視されていますが、育児にも大変深刻な問題を与えていると言えます。育児中のママにとって、おじいちゃんおばあちゃんの存在は大きなものです。身内が近くに住んでくれる事は、何かあったときにすぐに駆け付けてくれるという安心感を持たせてくれるからです。そんな家族がいないという事で、すべて自分で対応しなければならなくなり、不安に思うのです。
話を聞いてもらう相手を選べない
話を聞いてくれる相談相手も限られてきます。ちょっとした育児の相談などはパパに聞いてもらえるでしょう。そのときにそっけない対応や思った返しがなければ、ママは怒りを感じたりこんなはずではなかったと落ち込んだりするのです。女性は共感を求めて相談してきます。相談相手が同姓なら問題なくよい答えがもらえますが、相談相手が選べない事で、納得できなくなりモヤモヤしてしまうのです。
リフレッシュする事が難しい
育児中でもたまには、子どもを預け夫婦で外出したいと考えているママも多いと思います。それには、信頼できる相手に子どもを預けたいですよね。ですが、身内が近くにいないとそう簡単に2人での外出は難しいでしょう。日々育児に奮闘しているママにとって、リフレッシュする事は今後の育児に前向きに取り組むために有効な手段と言えるでしょう。ですが、それができないとなるとモチベーションが低下し、気持ちも落ち込む事につながるのです。
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育休中は社会からの孤立を高める
子育てを応援してくれる育児休暇というシステムは、就労中の両親にとって大変ありがたいものです。しかしながら、その便利な育休には弊害が潜んでいる事があります。
仕事をしていない負い目
育児に専念するために、育児休暇を取っているママも多いと思います。出産前は社会に出て働く事が当たり前のはずでしたが、出産後には家庭での生活が中心となってしまいます。そこのギャップに戸惑う女性が多くいるのも事実です。家庭に逃げているような錯覚に陥り、苦しみと孤独を味わってしまいます。育休により急に社会との関わりが途絶えてしまい、そのように感じてしまうのです。
完璧な家事と育児を求め過ぎてしまう
育休中の女性はずっと家にいるという事で、完璧な家事と育児を求め過ぎる傾向にあります。「家事と育児を両立させる事が自分にできる最大限の仕事である」との思いから不必要に自分を追い込んでしまうママも多いのです。仕事を失う事を恐れ、家族のために何もできない自分になる事に見えない恐怖を常に感じています。誰にも何も言われないからこそ、家事も育児も完璧でなければ許せなくなり、徐々に孤独の中に身を置いてしまうのです。
職場復帰のプレッシャー
育児休暇ではしばらくお休みをもらえますが、職場復帰も近い将来必ずあります。育児だけの毎日の中で復帰準備も同時進行でしなければなりません。預け先や急病時に誰が動けるのか等の万が一に備えた対応策が必要となるのです。そこを踏まえて動かなければならない事が育児と一人で向き合っているという孤独感を生み出すのです。
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年下旦那とのんびり男の子三兄弟(長男10才次男5才三男0才)の子育て中です。「ドタバタの毎日も楽しむ」をモットーに!!3人いれば3色の色が出るオリジナルの教育方針を実践中。育児のかたわらフリーライターとして、妊娠、出産、育児、教育、夫婦問題、を中心に執筆活動中です。
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