子どものいる暮らしのなかでは、子育てと家事をうまく両立してこなすことが重要です。例えばスムーズに行動できる部屋・間取りであれば、ママにとっても快適に過ごせることにつながるでしょう。今回は、子育て家族にとって理想的な、子育てしやすい「間取り」について考えていきます。
子育てしやすい間取りのポイント三つ
育児に家事に仕事に、ママは毎日やることがいっぱい。できることなら、フラストレーションをためることなく、子どもたちと和やかに暮らしていきたいものですよね。快適な子育て生活をしていくには、どんな間取りが適しているのでしょうか。ここでは、大きく四つのポイントにまとめて見ていきましょう。
キッチンから部屋全体が見渡せる
小さい子どもがいると、何をしているのか同じ部屋で様子を見守る時間も多いことでしょう。一方で、家事をこなさなければなりません。そんなとき、キッチンからリビングなど部屋全体が見渡せるととても楽ですよね。
乳幼児であれば転んだり、おもちゃを口に入れたりという危険にも目を配らなければなりません。また、小学校低学年程度であれば、まだリビングで勉強をすることもあるでしょう。少し離れたところで子どもを見守れれば、親子ともども安心して過ごすことができます。
複数人でも使いやすいキッチン
キッチンの動線無駄がなくスムーズに使えることが重要です。そしてオープンキッチンなど、複数人でも使えるようになっていればパパや子どもにお手伝いを頼むこともできるでしょう。オープンキッチンは部屋全体が見渡せるだけでなく、料理風景を身近に感じやすく、子どもたちが料理に関心を持つきっかけにもつながります。
子育て世帯にも重宝する和室スペース
現在よく見受けられるのが、LDKとつながる形で畳スペースが設けられた間取りです。赤ちゃんのお世話の際には、こうしたフラットなスペースはとても使い勝手がいいでしょう。子どもの昼寝やちょっとした遊び場にも有効活用できます。
また足をリラックスさせたいとき、ママが使うのにもぴったりですし、洗濯物をたたむスペース、客間としても使えます。一昔前までは畳の部屋は使いにくいというイメージもありましたが、子育てにはさまざまなメリットがあるのです。
玄関から子ども部屋にいくにはリビングを経由する
子ども部屋の基本は、玄関から直接はいれる部屋ではなく、リビングを経由した先に子ども部屋があることです。そうすれば親は毎日、子どもの姿を見て安心することもできます。
玄関から直接子ども部屋に入れると子どもがいつ帰宅したか、どんな様子で帰ってきたのか、友だちが遊びにきてもわからないこともありえます。
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子育てで重要なリビングの間取り・使い方
小さい子どもがいる場合、まだまだ子ども部屋を使わずに家族全員で過ごす時間が多いのではないでしょうか?そこで使われるのがリビング。子育てしやすいリビングの間取りや使い方について見ていきましょう。
LDKからテラス・ベランダへ出やすい間取り
LDKからテラス・ベランダへつながっていると、子どもが庭で遊ぶのにもスムーズに出られます。洗濯物を干すのにも便利でしょう。キッチンからテラスまで見えるような環境であれば、家事をしながら子どもが室外で遊んでいる様子を確認できますね。
大きな時計で時間を共有
LDKに大きな時計を設置しておくと、家族全員が時間を共有している感覚が芽生えます。まだ子どもが小さくて、これから時計の見方を覚える際にも、大きな時計を見ながら親子で時間を確認するコミュニケーション・学びの場がうまれるでしょう。
自分専用ボックスを用意
リビングに家族分の自分専用ボックスを置き、それぞれが個別に収納するようにします。自分のスペースを作ることで、子ども自身が自主的に自分のスペースを管理する習慣を身につけることができるでしょう。
片づけに対しても自主的に行う気持ちが芽生える可能性も高まり、子どもへのしつけの一環にもなります。合わせて読みたい
長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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