一人っ子の女の子の育て方
一人っ子でも、兄弟姉妹がたくさんいても、子どもはのびのびと元気に育ってほしいですね。子どもの発達には、さまざまな体験が必要です。環境的に足りないな、と感じる部分を補う形の子育てを意識するとよいでしょう。
社会性を育む集団あそびのすすめ
人間は、社会的な生き物です。人とのかかわりなくして、生きていくことはできません。子どもは、あそびのなかで社会性を育んでいきます。ルールを守ること、相手を思いやることなど、一人であそんでいては気づかない大切なことがたくさんあります。一人っ子の場合は、意識的に子ども同士の集団あそびの機会を増やしてあげてください。こうした機会や場所を探すのは難しいのですが、先生と生徒の関係ができる習い事よりも、プレーパークや、表現系のワークショップなど、自由なあそびを大事にする場所がおすすめです。
異年齢の子どもたちとかかわる機会を
一人っ子の環境として意識したいのは、異なる年齢の子どもたちと一緒に過ごすことです。自分よりも幼い年齢の子どもを見て、弱いものを守ろうとする気持ちや、自分は我慢するという経験を持つことも大切です。逆に、大きい子どもたちを見て、自分もああなりたいと憧れる気持ちや、少し難しいことに挑戦する体験も必要です。乳幼児学級や地域の子ども会、親戚の子どもたちとの交流など、継続的なかかわりがあるといいですね。
おわりに
一人っ子の女の子によく見られる性格や特徴があるのは事実です。しかし、「一人っ子はわがまま」という決めつけが不快なように、「一人っ子の女の子は○○だ」と決めつけられるのは、あまり気持ちがいいものではありませんね。やはり、大切なのはひとりひとりの子どもの個性です。環境には気を配りながら、どんな女の子に育つのか、楽しみながら成長を見守ってあげてください。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。