家族団らんは子どもによい影響を与える!週に何回、家族がそろう?

家族団らんが赤ちゃんに与えるいい影響

家族でゲームする
家族団らんの時間にいろいろな会話やスキンシップでコミュニケーションを図ることは、赤ちゃんの心や体の発達にいい影響を与えます。ここでは、家族団らんの時間を積極的にとることで、赤ちゃんにどのようなメリットがあるかについてご紹介していきましょう。

赤ちゃんのコミュニケーション能力や社会性が育つ

あるデータでは、幼い頃に親との接点が多いほど脳が育つと言われており、特に、記憶や空間学習能力にかかわる「海馬」という器官が育ち、将来の知的能力に好影響だとされています。家族団らんでは親子同士のコミュニケーションが活発になるので、物おじせずに人とかかわりを持てるようになったり、自分から進んで行動するようになったりと自然とコミュニケーション能力が養われます。少し大きくなったら、トランプやオセロなどゲームで楽しむこともおすすめ。ルールを守るということを覚えることで、社会性も身に付きます。

赤ちゃんの心の安定につながる

赤ちゃんとの会話や遊びでは、目を合わせることが大切です。目を合わせることで、脳内ではドーパミンやセロトニンの分泌が活発になり、赤ちゃんの心の充実感や安心感につながります。
また、お母さんが赤ちゃんの独特のいい匂いをかぐことで、脳内に快楽物質のドーパミンが分泌されるという研究結果があります。家族団らんの時間に赤ちゃんとスキンシップをとることでお母さんの心が幸せな気分になり、その笑顔が赤ちゃんにも好影響を与える素晴らしいサイクルを作り出すのです。双方とも情緒が安定するので、家族の心にリラックスをもたらしてくれます。

教育の一環になる

まだ話すことのできない赤ちゃんは、大人の話している言葉の発音や声のトーン、イントネーションなどから情報を吸収し、将来、そこから得たものなどをヒントに言葉を話すようになります。家族団らんの時間では、家族同士がさまざまな話題で会話をするので、その中からたくさんの刺激を受け、脳が活性化します。CDやテレビの音は単調ですが、人の声にはライブ感があり、表情や動きなどと合わせて声のトーンが変化することで話し方や振る舞いを学ぶのです。家族団らんはコミュニケーションの取り方や話し方を学ぶ場所ともなるので、教育の一環と言えます。

おわりに

出産後は子育ての忙しさがいきなりピークとなり、慣れない育児に戸惑うことも加わって身も心も調子を崩しやすいとき。しかし、家族団らんの時間を大切にすることで、大人も赤ちゃんもリラックスすることができ、毎日を楽しく前向きに過ごすことができるようになります。家族団らんで過ごす時間は、赤ちゃんの発達にもいい影響を与えるので、ぜひ積極的に時間をとるように心がけてくださいね。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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